電話をかけることができたのは、保育園から「療育センターに行ってみますか?」と告げられた1カ月後のこと。後日、ばよさんはタロくんと共に療育センターを訪れます。
息子を連れ、療育センターを訪れると…
「保育園と連携を取って、タロくんのサポートをしていきたいと思います」。
療育センターの方の真摯な言葉にありがたさと心強さを感じながらも、どんどんと進んでいく現実に、ばよさんの心は追いつかずにいたのでした。
ばよさんがそうであったように、子どもの発達障害と向き合うことに心が追いつかず、戸惑う親御さんは少なくありません。そうした状況を受けてか、今、厚生労働省が普及を進めようとしているのが「ペアレント・プログラム」。これは子育てに困難さを感じる保護者を対象とした支援プログラムで、各自治体での実施が呼びかけられています。
お子さんの特性にかかわらず、子育ては大変。戸惑いの連続です。しかし、時代を経るごとに支援のかたちが多様化してきていることも確か。ひとりで抱え込まないためにも、そのことを心の片隅に置いておいてください。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。