新居での掃除分担
私たちはお互いにフルタイムで働く共働き家庭です。
結婚して3年ほどは夫の実家で同居生活を送っていて、そのころは家事の分担をはっきりとさせていたのですが、マイホームを建ててからは、家事の分担をあまり明確にさせていませんでした。せっかく建てた家をきれいに保ちたいと思っていた私は、週末にしっかりと掃除機をかけて、床の水拭きと空拭き、トイレの徹底洗浄など欠かさずにおこなっていました。
夫も夫で、お風呂掃除とゴミ捨てはやってくれるのですが、毎週末必死になって家中を掃除する私に比べて、私と夫では8:2ぐらいの差がありました。
休日の夫は
掃除の負担は明らかに私のほうが重かったのですが、夫の掃除のやり方につい口を出してしまう自分もいたため、無理に掃除をしてもらうよりは、自主的にやっているお風呂掃除とゴミ捨てだけをやってくれていればいい、という考えでした。
そうは思いつつも、やはり休日に掃除をしている私を手伝おうとしてくれる様子もなく、本を読んだりスマートフォンを見たりしてのんびりしている夫の姿を見ていると「手伝ってほしいとは思わないけれど、何か手伝おうという気持ちにならないんだな」と不思議に思うこともありました。
あることがキッカケで
そんな夫ですが、あるきっかけで私が苦手としていた場所の掃除をしてくれるようになったのです。それはウォークインシューズクロークです。ゴルフをする夫のゴルフバッグやバイクのヘルメットなどを保管していた場所なのですが、細々したものや重いものが多く掃除をする気になれませんでした。
ある日、夫に片づいていないことを指摘された私は「あなたのゴルフバッグだって場所をとっている。そんなふうに言うのなら、まずは自分の物を片づけて」と強く言ってしまいました。
すると夫は、反論することなく黙々とウォークインシューズクロークを片づけ始めたのです。一度やり出したら徹底的に掃除するタイプなので、玄関を出て家の周りの掃き掃除までおこなってくれました。
思いがけない範囲まで掃除してくれた夫に対して、私はお礼と言いすぎたお詫びをしました。夫はそれに気をよくしたようで、今では私が掃除しているタイミングに合わせて玄関周りを掃除してくれることもあります。
私は家の中、夫は玄関周りと、掃除したい場所が見事にわかれました。お互いに自分の思うように掃除して口出しをすることがないので、今は気分よく掃除をすることができています。
著者/まさの
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