筆者には息子と娘がいますが、男女の違いがおもしろいと思うことが多々あります。そのひとつが「服選び」。前回は、私の息子を例に男の子編を紹介しましたが、今回は女の子編として私の娘を例に、特にこだわりが強くなってくる2歳ごろの女の子あるあるをご紹介します。
ママ好みの洋服を着せるのは今のうち?
女の子の洋服を選ぶのは楽しくて仕方がないですよね。0~1歳ごろは、私が選ぶ洋服をすんなり着ていた娘。ところが、2歳を迎えたころから「これはイヤ!」と、洋服へのこだわりが出始めました。
自己主張が盛んになるイヤイヤ期真っ最中。着心地重視の息子に対し、見た目重視の娘は、昨日着たピンクのワンピースを着たいと訴えてきます。「今、洗濯中だから今日はこれにしよう」と言ってみるものの「イヤ!」の連発。私が選ぶ洋服を着ようとせず、残念な気持ちに……。娘の場合、ママ好みの洋服を着てくれたのは赤ちゃん時代だけでした。
一日に何度もお色直しする娘に困惑?!
もうひとつの悩みが、洋服に興味を持ち始めたのか「一日に何度もお色直しをする」ことでした。リビングに散乱する洋服たち。洗濯する必要があるか悩むほどの着用時間です。引き出しに入った洋服はグチャグチャでした。
「こんどはスカートにしよーっと」と、うれしそうにお色直しをする娘。興味を持つのはいいことなのでしばらく様子を見ていましたが、毎日続くため、対応策を考えることにしました。
選択肢を設けて選んでもらうと◎
私が一方的に洋服を決めると娘はかんしゃくを起こすため、3着ほど娘に好きな洋服を選ばせました。そのなかで「今日着る洋服を決めてね」と、声をかけることにしたんです。
自分で選んだという満足感が得られるのか、機嫌よく洋服を選んでもらうことができました。娘には「今日はこの洋服で過ごそうね。ほかの2着は洋服が汚れたときに着よう」と伝えました。案外すんなり聞いてくれて、お色直しがなくなってひと安心しました。
今回は子どもの「服選び」に焦点を当てましたが、男女によっても違いがあっておもしろいと感じています。娘のようにせっかく買った洋服を着てくれないのは寂しいですが、「こだわりを持てるとは一人前だな」と、思えるくらい余裕を持ちたいと思っています。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。