子どもを保育園へ預けるときに泣かれるのはつらいもの。そんな親の気持ちに反して、当時1歳の息子の保育園生活はとても順調にスタート。ところがその1年後、息子の「保育園イヤイヤ」が始まりました。寂しさと自我の芽生え……。大変ながらもわが子の成長を感じた、当時の詳しい様子と対応をお伝えします。
順調すぎるすべり出し!
1歳になる月に保育園に入園した息子。初めての集団生活ですから、最初の3日間くらいはもちろん泣いてバイバイしていました。0歳児クラスということもあり、まわりも同じように毎朝大泣きの子がたくさんいました。
しかし、息子は最初の3日ほどで泣かなくなり、家でも大きな変化もなく……。体調を崩すことはありましたが、「保育園へ行く」ということ自体はとても順調に思えました。
最初の変化は半年後にやってきた
変化があったのは入園して半年ほどたったころ。RSウイルスにかかり、初めて1週間ほどお休みすることになりました。その後、また保育園が始まると、唐突に夜泣きするようになり、夜中の散歩やドライブで乗り切る日々が2週間近く続きました。
初めて保育園を長期間休んでママと一緒にいたことで、寂しくなったのかなと心苦しかったことを覚えています。
自我の芽生え?抱っこで乗り切る毎日
そして本格的に「保育園行かない!」と、グズるようになったのが、そのまた約3カ月後でした。時期的に2歳手前ということもあり、自我の芽生えはもちろんあったと思いますが、毎朝泣きわめく息子を同じクラスのお友だちが「○○く~ん!」と呼んでくれる始末。
それからは、家を出るまでは機嫌を損ねないよう、応えられる要求にはすべて答えて、通園時は1歩も歩かず抱っこでしたが、2カ月弱ほどで落ち着きました。
時間差でやってきた「保育園イヤイヤ」に、子どもの精神的な変化と成長に困ったようなうれしいような、複雑な気持ちでした。そして、もう3歳になった息子は今では笑顔で保育園に通っています。
著者:小林夏希
4歳と1歳の二児の母。フリーライターとして育児・インテリア・住宅関係の媒体を中心に記事執筆をおこなう。