料理じょうずなママさんと親しくなって喜んだのも束の間…
私は料理が得意ではなく、料理じょうずなママに憧れていました。子どもが5〜6歳のとき、子どもを通して料理じょうずなママさんと仲良くなり、お家へ遊びに行くように。行くたびに手作りのお菓子やパンを振る舞ってくれました。「おいしい!」と言うだけでなく、「料理が下手でさ、この前は……」など料理の失敗談を話して笑い合ったことも。
そんなことが続き、あるときから頻繁に手作りのお菓子を差し入れてくれるようになりました。どうやら、わが家の子どもを気の毒に思ってのことのようで……。「お母さんにおいしいお菓子を作ってもらえなくて可哀想ね」ということらしいのです。
もらいっぱなしにもできないので都度お返しを用意したりと気疲れしてしまい……。別のママさんには「徳山さんに作ってあげるお菓子やパンの材料費がかさんで大変」と言っていたようで、こちらが頼んだわけじゃないのにとストレスになりました。
料理上手のママさんが引っ越したことで、関係は途絶えたのですが……。ママ同士のお付き合いは距離感に気をつけようと思いました。
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ママ友は子育ての悩みなどを共有できる貴重な存在ではありますが、距離が近すぎたり、気を遣うことが多かったりすると疲れてしまうことも。ちょっと違うな……と感じたら、少し距離を置くことも大切かもしれません。
著者:徳山のの香/40代女性・会社員。2人の子どもはすでに成人し、子育てはひと段落。
イラスト:シュー子
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています