遠方に住む義母
夫の実家は、わが家から新幹線で2時間ほど行ったところにあります。
私が義実家に行く機会は年に1〜2回ほど。遠方で移動が大変なため、結婚してから義母がわが家にやってきたことはまだ一度もありません。
そんな状況の中、夫からある提をされました。
義母が泊まりにくることに
夫からの提案は「今度お母さんにウチに泊まりにきてもらおうよ」というものでした。確かに今まで義実家にお邪魔してばかりだったので、私自身も夫と同じように「そろそろ義母を家に招いたほうがいいのかもしれない」という思いは薄々ありました。
しかし、同時に私にはためらいもあったのです。それは、義母がわが家に滞在しているとき、私はどのように過ごせばよいのかわからなかったこと。加えて、食事の献立をどうすべきかも悩ましいところです。
そんな悩みを夫に相談したところ、「試しに今回は1泊だけしてもらうのはどう?」との返事が。「1泊だけならなんとかなるかもしれない」と思った私は夫の提案を受け入れ、義母が泊まりにくることを承諾しました。
断ることもできなくて…
そして、ついに義母が泊まりにくる日が訪れました。義母から新幹線を降りたと連絡を受けた夫は、義母を駅まで迎えに行くことに。自宅に残った私は最後の仕上げとして玄関掃除をしていました。
しばらくして義母と夫が家に到着。すると、夫が開口一番に「せっかくきてもらったんだし1泊だとあっという間だから、もう1泊してもらうって話になったんだけど」と言い出したのです! 夫の隣で義母も「突然だけどどう?連泊してもいいかしら?」とうれしそうな様子。
正直、本心では断りたいところだったのですが、本人を目の前にして断ることができず、しぶしぶ義母の連泊を受け入れることとなったのでした。
その後、急きょ義母が連泊することになったので、私はもう1泊分の食事の用意もすることに。もちろん義母は悪くないので、義母の前ではいつも通りの態度で過ごしました。
ただ、義母が帰ったあと、夫には「急に予定を変更されると困るからやめてほしい」と冷静に注意しました。今でもたまに義母が泊まりにくることはありますが、この件以降、夫は急な予定変更をすることはなくなり、義母もあらかじめ決められた日数だけ滞在するようになりました。
著者/nanoka22
作画/霜月いく
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