しまう前に一手間かける
ハムやベーコン、ウィンナーなど複数個がセットになった商品は、おいしさをキープできる上に、必要最低限の量を使えるので、きっとどの家庭でもよく買っているのではないでしょうか?
でも、浪費家時代の私にとっては、使い切れなかったことがしばしば。よく無駄にしていました。
こういった複数個パックになっているものは、シールでくくられているものが多いですよね。この“シールをはがして使う”という行為が、浪費家時代のずぼらな私にとっては、地味にハードルが高く、使うタイミングを後回しにしがちでした。
現在は買い物後、冷蔵庫にしまう前に、あらかじめシールをはがしています。たったこれだけのことですが、驚くほど消費ペースが上がり、賞味期限を切らすことがなくなりました。
同じく、納豆やもずく酢などの包装も、冷蔵庫にしまう前にあらかじめはがすようにしています。
わが家では、朝食は子どもたちが自分で準備していて、納豆ご飯は朝の定番おかずです。以前、納豆の包装をとらないまま冷蔵庫にしまってみたところ、いつまで経っても食べられることはありませんでした。
私だけでなく、家族にとっても、“包装をはがす”ことがハードルとなり、消費ペースを落とす原因となっていました。
期限に意識がいく収納
わが家の冷蔵庫には“FIRST BOX”を設置しています。これは、先に消費するべきものを収納しておくカゴです。
もともと消費期限の短い豆腐やちくわ、もうまもなく賞味期限を迎えるものを、このカゴにひとまとめにしています。
献立を考えるときは、このカゴの中に何が入っているのかを先に確認します。ここにあるものを使った献立を考えたり、メニューが思い浮かばないときは、レシピアプリやネット検索を活用しています。
最初に目が行く収納
半分しか使わなかったきゅうりや玉ねぎは、意識しておかないと傷んでしまったりしますよね。また、深さのある野菜室は、ちょっとした拍子に野菜がコロコロと奥深くに転がって行方不明になることもあります。
そこで、使いかけの野菜や、細かい野菜は、浅いトレーにひとまとめに収納しています。野菜室を開けるとすぐ目に入るところに置いているので、無意識に“先に使っちゃおう”と思えます。
収納方法を見直すだけで食品ロスは確実に減らせる
今回はわが家で実践している、食品ロスを減らす冷蔵庫収納術をご紹介しました。どれも今すぐできて、確実に食品ロスが減らせます。
節約というと、安いものをお得に買うほうに意識が行きがちですが、そもそもしっかりと消費できるベースがないと、結局使いきれず、損してしまいます。
まずは収納の見直しが必須! ぜひ今すぐ始めてみてください。