外での夫はコミュニケーションの鬼
出会ったときの夫は、いつも人に囲まれていつも笑っているような印象でした。誰からも好かれ、仕事でもかなり評価されていた夫。コミュニケーションのお手本のような人で、ひとりでいたい私とは正反対の存在だと感じていました。
人が集まれば、みんなを笑わせ、自分から話題を振り話の輪を広げる姿は、コミュニケーションが苦手だった私にとってはまぶしいくらいだったのです。そんな夫と付き合うようになり、夫の家族にあいさつに行くことに。緊張しながらも、「彼がいるから大丈夫だろう」と思っていたのですが……。
まるで別人!?夫の意外な一面
義実家に着き、緊張しながらあいさつをして席に着くと、夫は携帯電話を見ながらだんまり。
「え? なんで? なんで急にこんなにしゃべらないの?」と普段の夫とは異なる姿に、内心かなり驚きました。夫は、義母に何か言われても「あぁ……」とうつむいたまま、短い返事をするだけ。そんな夫の反応に慣れているのか、義母は気に留める様子もありません。
義父はもともと無口な人で、それに加え夫もしゃべらず……。対照的に義母は明るくおしゃべりな人で、結局その日、義母と私だけが会話をしてあいさつは終了。夫がまるで別人になったようで、私は大混乱でした。
あいさつが終わって義実家を去り2人だけになったとき、「今日、機嫌悪い?」と聞いてみると、「いや、違うんだ。家だとあんなかんじで……」と恥ずかしそうにする夫。どうやら家族の中では、おしゃべりな義母に対して夫は無口なようです。今でも夫は、外やわが家の中では明るい人ですが、義実家に行くと急に無口になります。初めて知ったときはとても意外で驚きましたが、これも夫の一面なのだなと受け入れています。
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作画/キヨ
著者:山口花
田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。