子ども同士の年齢も性別も同じからか、義妹は常に私の息子と甥を比較して、息子を見下してきます。しかし、義妹に比較されている当事者である息子と甥は仲が良く、2人とも素直に成長していました。
人気の可愛い犬を飼いたい!
義実家へ家族で遊びに行ったある日、息子からワンちゃんを飼いたいと懇願され、責任感や自立心を育てるためにも良いだろうと夫と話して、犬を飼おうと思っていると話していました。
張り合いたい義妹は「お母さん、うちも可愛い犬飼おうよ~血統書付きのブランド犬がいいわ」とおねだり。
義妹は義実家で家のことを全くせず、自身の不倫が原因で離婚し出戻ったため、義母は「息子の世話もしないのに犬を飼うなんて! まずは自分の子の世話をちゃんとしなさいよ!」と一蹴しました。
養育費で遊びまわる義妹
義妹は、息子の世話も家事も全部義母に丸投げ。養育費で遊びまわっているとのこと。今では「あなたはいつになったらちゃんとした仕事を探すの? 養育費はあんたの遊ぶお金じゃないんだよ!」と義母に怒られてばかりです。
それから3カ月後、犬を迎え入れた私たちは、散歩がてら義実家へ遊びに行きました。
このチワワはどこから……?
義妹に「何の犬種なの?」と聞かれ、「保護犬センターで出会った犬なので、血統書もないしわからないんです」と伝えると「素性もわからない犬を飼ってどうしようっていうの? 私なら高級なブランド犬を飼うわ!」と言われモヤッとしましたが、命にブランドなんて関係ありません。
それからしばらくしたある日、義母から「娘がどこからか犬をもらってきて、大変なの!」と連絡がありました。義実家に行ってみると、興奮したチワワが家中で大暴れしていました。
義妹は手を焼き「私に懐かない犬なんていらない! アンタが育てなさいよ!」と私に押し付けてきました。
私は、ある考えがあったので、「いいですよ」と引き受け、預かることにしました。
義実家に連れて行った人物
それから1週間後、私はとある人物を連れて義実家へ行きました。
「私があげたワンちゃんは元気?」と言う義妹に、その人物は「あんたね! ウチの犬を盗んだのは!」と大激怒!
私が先週ショッピングセンターに寄った際、店の前に繋いでいたチワワが盗まれたと店員や飼い主さんが大騒ぎしていました。私は飼い主に「脱走したのかもしれないから、近所で見つけたら連絡します」と声をかけ、連絡先を交換しました。
その後、義実家で大暴れしているチワワを見て、聞いていた特徴と一致。小声でチワワの名前を呼ぶとチワワが振り返り駆け寄って来たので、私は義妹が盗んだ犯人だと確信。預かったチワワが連れ去られた犬だったことを飼い主に確認してもらい、警察に通報したのです。
ペットの命に責任を
「大げさねぇ~たかが犬じゃない! 落ちてたから拾っただけよ」と言う義妹に、私は「犬は単なるモノじゃないわ、大切な家族よ!」と伝えました。
義妹は警察に連れて行かれ、甥は父親が引き取ることに。父親はとても誠実な人で、甥も一緒に住めることをとても喜んでくれて一安心。
ペットも大切な家族の一員です。自分のアクセサリーのように扱うのは間違いです。そして、ペットの連れ去りは犯罪です。ペットを飼うということは、命に責任を持つことであるということを肝に銘じておかなければいけませんね。