毎日テレビ電話はしていたけれど、実際に会うのは半年ぶりです。私はたくさんご馳走を用意して待っていました。リビングに入ってきた夫を見て、私は目が点。なぜなら夫はたった半年で、見た目が2倍くらいに太っていたのです!
半年ぶりに会う夫に驚愕
私の困惑に気が付いていないのか、夫は準備していた手料理に目が釘付け。そして「早く食べよう……おっと、その前に♡」と言い、満面の笑みで砂糖の箱を手にしました。
そして「俺さ、目覚めちゃったんだよね~♪ お前にうまい食べ方教えてやるよ」と言いながら、作った料理に砂糖をかけ始めたのです!
揚げ物や白米、サラダなど、テーブルの上に並べている料理に当たり前のように砂糖をドサドサ! 夫は砂糖まみれの料理を、ジャリジャリと音を立てながら食べ始めました。
料理全部に砂糖をかけまくって
私が「まさか単身赴任中こんな食生活していたの? 病気になるよ! 砂糖をかけるのはやめて、明日から食生活を見直そう?」と言っても、夫は不満そうな顔をしながら砂糖まみれの料理を食べ続けています。
翌朝は、お味噌汁とご飯、卵焼きときゅうりの酢の物というとってもシンプルなメニューにしました。しかし夫は「こんなしょっぱいもの、食べられないって!」とまた力ずくで砂糖をかけまくるのです。
それからも夫の食生活は変わらず、ジャリジャリという音を聞いて私の食欲は落ちていく一方で、夫の体重は増加し続けます。
義母を味方につけ夫が反撃
そんなある日、珍しく義母から電話が。出てみると、「あなたの料理がマズ過ぎて、味付けしなおさなきゃ食べられなくて大変らしいじゃないの! あなたは嫁なんだから、夫の言う通りにしたらいいのよ!」と怒鳴られました。どうやら夫が義母に告げ口をした様子。
私が夫の健康のためだと言っても聞き入れてもらえずに落ち込んでいると、夫が「おとなしく、俺の自由にさせろよな」と言ってきました。
そんな夫を見て、私はとあることを決意。2週間後の私たちの2年目の結婚記念日に、義両親を招いて食事会をする計画を立てました。
義両親が息子を見て顔面蒼白に
食事会のために、私はたくさんの料理を用意し、いつも夫がするように料理が見えなくなるほどの砂糖をかけました。すると義両親は慌てて「あなた、夫を病気にさせる気!?」と私を責め始めました。
しかし私は「言いましたよね? 私が作った料理全部に砂糖をドサドサかけて健康に良くないって。それでも『息子の言う通りにしろ』って怒鳴ったのはお義母さんですよね?」と伝え、このまま改善しないのであれば離婚を考えていると伝えました。
砂糖ジャリジャリ夫のその後
夫は離婚したくないと大反対! 結局、義両親が夫を引き取り、責任を持って食生活を正すとのこと。夫と同居した義両親は、夫の砂糖まみれの食生活に驚愕し、後日怒鳴ったことを私に謝ってくれました。その後、夫の味覚が正常に戻るまで、少しの間距離を置くことにしました。
に自分の欲を満たすため、両親を味方につけ妻を貶めようとするのは良くありません。食の好みは人それぞれですが、健康を害するほどでは問題がありますね。健康のためには、何事もバランスよく食べることが大切です。