2歳年上の彼は明るくて、プラス思考な人なので一緒にいると大抵のことがまいっかと思えてしまうのです。今日は同棲するための部屋探しに不動産屋を訪れました。
幼馴染みと偶然の再会
なんと偶然にも、彼の幼馴染馴染みであるユウカさんが働いていたのです。
初対面の私を無視して会話を楽しむ2人。そこに彼が「婚約者と同棲するための部屋を探しに来たんだよ」と話します。すると、「初めまして。元妻のユウカです」と私に向かっていうのです。彼も「冗談はやめろよ」と笑いながらまた2人で会話を始めるのでした。
結局この日は思い出話で盛り上がり、部屋の紹介はしてもらえず。そして、この日を境に彼はユウカさんと頻繁に連絡を取って、遊びに行くようになるのでした。
信じられない彼の行動にあ然
ある日、私の家で映画を見ながらのんびり過ごす予定だったのですが、彼はずっとスマホを見てユウカさんと連絡をしているのです。しかも、突然ユウカさんのところへ行ってしまうのです。
数時間後、彼から電話があり出てみると遠くからユウカさんの声が聞こえてきたのです。さらには、あっけらかんとした声で「今からお泊りできるところに行くところ」というのです。彼もノリノリで行こうと言っています。言いたい放題の2人に嫌気がさした私は、冗談じゃすまない、浮気するならしたらいいじゃないの!と電話を切ったのでした。
その後、反省した彼はユウカさんが勤務する不動産屋とは別の会社で同棲する部屋を探してきてくれたのです。今日は彼の自宅テーブルに置いてある書類を提出してといわれたので合鍵を使って彼の家へ。そのテーブルには彼とユウカさんの名前が書かれた婚姻届があったのです。帰宅した彼がニヤニヤしながら「見つかっちゃった?」ひと言。ユウカさんが見つけ、面白いからと冗談で書いたというのです。怒る私を見て「本当ノリ悪いよな。冗談も通じないのかよ」と呟きます。その態度に呆れた私は「あなたたちのノリに合わせられるように、私も頑張らなきゃね」といい部屋を出ました。
サプライズパーティー開始
2人のノリに合わせて万全の準備を重ねた私。彼の誕生日をユウカさんと一緒にお祝いすることになっていました。彼とユウカさんが部屋に入ってきたタイミングで「2人の結婚にカンパーイ」とサプライズパーティーを開始。
私は「彼はユウカと結婚したので、みんなで集まってお祝いしましょう」と伝え、両家の家族とユウカさんの彼を招集していたのです。
何が起こっているのかとオロオロする彼に、私は以前2人が冗談で書いたという婚姻届を提出したことを報告します。
彼は「あの婚姻届が冗談だってこと、わかってただろ!」と大興奮。私は「私はあなたの言うとおり、お願いされた書類を提出しただけ」」と言い返します。彼は「 俺は不動産屋にテーブルの上の書類出しておいてって言ったよはず。話の流れでそれが婚姻届じゃないことくらいわかるだろ!」と大激怒。私は「私、冗談も通じない女だもん。」と返すと彼は何も言い返せずだんまり。
笑えない冗談を繰り返した末路
全てを理解した彼とユウカさんの親は呆れ返りあ然。追い討ちをかけるようにユウカさんの彼が「君たちの冗談は人を不快にするだけだ。趣味も悪い上に民度も低い、ユーモアもないし笑えたもんじゃない。完璧に縁を切りたい」と言い部屋を後にするのでした。
その後私は婚約破棄し、少額ながら慰謝料をもらいました。2人はすぐに離婚申請を出し離婚そうです。 冗談が通じない女なんて言われたけど、人を傷つけず、笑顔にしてくれる冗談ならいつでも大歓迎です。