心と体の変化
その変化に気が付いたのは、40代半ばのころでした。彼から誘われても、うれしく感じられなかったのです。でも、気まずくなるのが嫌で断ることができませんでした。体も、いつもより感じにくくなっていて、行為の間はかなりつらく感じました。なんというか、濡れるのにすごく時間がかかった気がしたのです。
そのときは、たまたま寝不足だったからとかストレスがたまっていたからとか、体調のせいにした私。ですが、数カ月たっても同じような傾向が続きました。
夫婦生活が苦痛に
キスをされても、体に触られても以前のようにドキドキすることがなくなり、それどころか、行為の最中は「早く終わってほしい」と、そればかり考えるようになりました。そのため、彼から誘われたときには「忙しいから」「疲れている」と、できるだけ断るようにしたのです。
彼から、「最近、変だ」と指摘されたときには、適当な言葉でごまかしました。ですが、そんな私の態度が彼には不満だったようで、かなりギクシャクしてきました。次第に会話も減ってきて、このままでは破局しかない状態になってしまったのです。
時には勇気も必要
そこで私は、本やインターネットなどで、自分の体調の変化について調べてみました。やはり、40代になり女性ホルモンが減ってきたことが考えられました。彼とは別れたくありませんが、正直に言えば嫌われるような気がしたのです。
友人に相談したところ、「パートナーなんだから何でも話したほうが良い」と言われました。さらに、「肉体的なつながりも大切だけど、精神的なつながりも必要だ」と言われて、勇気を出しました。彼に、自分が性的に興奮しづらくなったことや濡れにくくなったことを丁寧にわかりやすく伝えたのです。
彼はかなり驚いたようですが、ちゃんと理解してくれました。それからは、彼もいろいろと調べてくれるようになり、無理に誘うようなこともなくなりました。行為のときには、私の体がつらくならないように潤滑剤を使うなど工夫してくれるように。
改めて彼のやさしさを知ったような気分で、以前よりも関係は良くなりました。彼に正直に話してみて、本当によかったです。
まとめ
性的な話をパートナーに相談するのは、かなり勇気がいることだと感じます。でも、黙っていても心と体がつらくなるだけ。ひとりで悩むよりも、きちんとパートナーに話したほうが解決策も見つかりやすくなると思った出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
文/望月涼子
マンガ/山口がたこ
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