第二子を妊娠中、29週のときに切迫早産と診断され、出産まで自宅での絶対安静となりました。そのときの経験から、私が切迫早産になった原因として思い当たること、そして切迫早産で自宅安静を言い渡された場合の過ごし方についてお伝えしたいと思います。
切迫早産と診断されたらまずするべきこと
自宅での絶対安静を言い渡されたら、まずは家族と切迫早産に対する知識を共有することが大切だと思います。私の場合は、当時長女が1歳10カ月でした。出産までの家事・育児は、同居している姑に頼るにせよ、切迫早産に対して理解を得られるのか不安でした。
そのことも含めて夫に相談し、診断された日の夜に、家族で話し合う機会を設けました。そのおかげで切迫早産に対する知識と今後の役割分担をスムーズに共有できました。
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意外とつらい自宅での絶対安静
自宅での絶対安静は予想以上につらく感じました。家事育児を姑に任せることへ罪悪感を感じたり、長女を抱っこすることもままならず、はじめて育児のできないストレスを感じました。
そこで、休んでいることへの罪悪感を払拭するためにも「今しかできないことをしよう」と決めました。私の場合は読書です。気になっていた本をネットで取り寄せて、出産までに10冊近く、夢中で読みました。今となると妊娠中のいい思い出のひとつです。
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切迫早産になる前に気を付けたいこと
切迫早産の原因はハッキリとわかっていません。ただ、思い当たることはいくつかあります。第一子の妊娠中にはトラブルがなかったからといって、油断していたかもしれません。
妊娠22週で沖縄旅行へ行った際も、長女を抱っこやおんぶをして歩き回っていました。27週までは立ち仕事のアルバイトもしていました。当時の私の年齢は36歳で、育児をしながらの妊娠は負担があったのかもしれません。もっとリスクと向き合うべきだったと思います。
もしも切迫早産になってしまったら、家族の協力は不可欠です。私の場合は「家族に感謝しながらも休むことが仕事だ」と開き直って過ごしました。その間に好きな読書をすることで、切迫早産でも充実した妊娠生活が送れたと思っています。(TEXT:ママライター山口美香)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。