やっぱり2人目を持つには不安が
同い年の夫と結婚したのは、30代後半に入ったころでした。できるだけ早く子どもが欲しくて、ありがたいことにすぐ第1子を授かることができました。初めての育児は慣れないことも多くて大変でしたが、夫も積極的に育児をしてくれて、楽しんで乳児期の娘と過ごすことができ、すぐに「2人目も欲しい!」と考えるようになったのです。
わが家は夫と私の月給を合わせても、平均的な世帯年収よりやや下回るぐらい。私はパート勤めのため、出産で仕事を辞めた後は失業給付のみが私の収入でした。現状の家計では、正直なところ2人目を考えるには金銭的な余裕がありません。
お互いぎくしゃくするように…
夫は金銭的な余裕のなさを理由に、私に2人目を諦めるように諭します。加えて、避妊のために自分がパイプカット(男性の避妊手術)することまで提案してきました。
夫も娘をかわいがっていたので、娘の成長を眺めていたら2人目が欲しくなると思っていたのですが、夫は金銭的なことについてとても慎重で、どうしてもそこは譲れないようです。
私が何度も2人目を促すので、次第に夜のたびにお互いぎくしゃくしてしまい、レス気味になってしまいました。
話し合い、お互いに避妊対策をすることに
現実的には金銭的にも年齢的にも、やはり2人目を望むことはいろいろとリスクが高いと、私も理解しています。夫の言ってることのほうが正しいと思いつつも、わがままを言って夫婦関係がぎこちなくなってしまうのは嫌でした。
2人で冷静に話し合った結果、私が避妊対策を講じることに。夫も安心したようで、レスは解消されて夫婦仲も落ち着きました。家計も見直して、そこまで余裕はないけれど、娘を育てるための資金や将来的な学費、2人の老後に備えて貯める目標額まで見据えることができました。無理して2人目以上を望むと、私たち夫婦の場合は余暇や娯楽に使うお金はあまり確保できなかったと思います。
まとめ
それでも、たまに2人目が欲しい気持ちが再燃して、きょうだいがいるママ友がうらやましくなることもありますが、夫婦で娘を大事に育てている家族の時間が、今は何より大切です。将来、娘の子育てが終了したころに、猫を飼って暮らすのが、夫と私の今の夢です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
文/雪田みゆ子
イラスト/きびのあやとら
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