【安眠1】冷え性に大敵なカフェインを控える
1つ目は、冷え性に大敵なカフェインを控えること。マレーシアで海外勤務をしていた40代は、冷房が効き過ぎのオフィスで、極度の冷え性に悩まされていました。特に、膝から下のしびれ、足首のむくみなどは深刻で、痛くて夜眠れないこともあったほど。
薬には頼りたくなかったため、友人にすすめられたインドのアーユルヴェーダに通ってみることに。そこで言われたことは「ヴァータ体質」。睡眠や食生活のリズムが不規則になりがちで、体が疲れやすく冷えやすい体質だと診断を受けました。まさに、私が抱えている問題と一致。
そこですすめられた冷え性対策は、体を冷やす食材、飲料を極力控えること。特に毎日飲んでいたコーヒー。温かい飲み物は体を温める効果があると信じ切っていましたが、カフェイン飲料には利尿作用があるため、体内の水分を排出するときに体温まで逃がしてしまうらしいのです。
以前は眠気覚ましに、ランチ後に、夕方のコーヒーブレークに、1日2~3杯のコーヒーが日課でしたが、今は1日のカフェイン飲料は朝1杯のコーヒーのみに極力抑えることを実行しています。
【安眠2】寝る前に副交感神経を高める
2つ目は、寝る前に副交感神経を高めること。そのために、実践している習慣が2つあります。
1つ目は、シャワーのみの生活をやめて、湯船につかる生活を始めたことです。海外勤務だった40代は、湯船につかる習慣がまったくなく、365日シャワーのみの生活でした。シャワーだけでは体が十分に温まらないため、さっぱりしても疲れが取れないまま。そのため、寝つきが悪い、眠りが浅い、朝の目覚めが悪い、などの睡眠の悩みを抱えていました。
一変して、田舎へライフシフトしてから、湯船につかる生活を開始。毎日ゆっくりと全身浴をすることで、副交感神経が高まり入浴後のリラックス効果を実感。悩んでいた冷え性が少しづつ改善され、眠りの質がかなり良くなりました。
2つ目は、寝る1時間前にはスマホを極力見ないようにしています。スマホの明るい画面は交感神経を刺激するため、脳にストレスを与える原因に。日課にしている寝る前の読書は、電子書籍をやめて紙の本を読むようにしています。目の疲れが減り、心地よい眠りに入っていけます。
【安眠3】寝る前に頭の中の毒を吐き出す
3つ目は、仕事のストレスや人間関係のいざこざで、もやもやして眠れないときに実践していることがあります。それはある自己啓発本で紹介されていた、ネガティブな感情をクリーニングする「ぐるぐるワーク」です。
方法はいたって簡単で、白い紙とペンを用意するだけ。目を閉じてその日に起こった出来事を思い出しながら、頭の中の毒をすべて吐き出す感覚で、ぐるぐると紙に書きなぐっています。悔しかったこと、ムカついたこと、悲しかったことなど、ネガティブな感情を紙に吐き出すことで、心のもやもやがすーっと晴れる気がしています。
頭の中の毒を吐き出した紙は、ビリビリに破って捨てたり、ガスコンロで燃やしたりして、ネガティブな感情を身の回りに残さないよう消去しています。
「ぐるぐるワーク」は、嫌なことを次の日に引きずらないための今の私の特効薬。頭の中がすっきり整理できるので、心をリセットしたいときに実践しています。
まとめ
田舎の生活を始めて生活環境が変わったことで、睡眠環境が劇的に変わりました。多忙を極めていた都会生活は、いつも眠りが浅くて4~5時間程度の睡眠。慢性的な睡眠不足で、くすんだ顔色、ハリのない肌で、年齢よりも老けて見られることもありました。
今は7~8時間程度の睡眠時間をほぼ毎日キープ。睡眠環境が良くなったことで、体調やカッサカサだった肌のコンディションも改善されました。睡眠不足は美容の大敵。見た目にも顕著に現れるもの。老化と向き合わなくてはならないアラフィフだからこそ、毎日の安眠対策を心がけたいです。
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著者:いずみ
独身。コロナ禍を機に、人生における健康の大事さを実感し、里山に移住し田舎暮らしを楽しんでいる。