悩ませていたとは…
お招きいただいた当日は家族4人で友人宅に伺いました。
友人のお母さんが来ていて気を遣ってくださり、ケーキやコーヒーなどをふるまってくださったので、ありがたくいただきました。そして、うれしくなってはしゃいでしまう子どもたちを必死に落ち着かせるようにしていました。
お祝いの品を渡し、招いていただいたお礼を言って、その日は何事もなく帰宅したはずだったのですが……。
3カ月後、友人から電話がかかってきました。
それは、訪問した日に私の子どもたちが赤ちゃんの近くではしゃいでいたので、実はあのとき、とても恐怖を感じていたという趣旨のお話でした。
子どもたちがはしゃいでいたのは事実なのですが、私も夫もしっかり子どもたちをみていて、相手の迷惑にならないよう気をつけていたつもりだったのでとても驚きました……。友人いわく、「かわいい」と子どもたちが赤ちゃんの顔を覗き込んだりしたのも、友人をハラハラさせてしまったようです。
3カ月もの間、友人を悩ませていたのか……と思うと、とてもショックでした。私にとっては「生まれた赤ちゃんとその誕生をよろこぶ子どもたち」という幸せに感じられた時間でしたが、赤ちゃんのママである友人から見たら、「はしゃぐ子どもたちからわが子を守らなくては」と思う時間だったのかなと思います。私自身、わが子が生まれたとき「この子を守ろう」と必死だったのを思い出しました。どんなときも相手の立場になってよく考え、配慮しなくてはいけないなと反省した出来事でした。
著者:高橋洋子/女性・会社員。2歳と3歳の男の子、2人の育児に奮闘中のワーママ。
イラスト:まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています