里帰り出産を経験した私は、初めての出産で何かと不安に思うことも多いなか、実家の両親にとても助けられました。その反面、デメリットと感じた点もあります。今回は、私の体験をもとに、里帰り出産のメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。
最大のメリットはやはり「安心感」
私の初めての出産は、自然分娩の予定でした。そのため、出産予定日はあくまで目安に過ぎず、いつ陣痛が来るかは分かりません。また、破水からお産が始まるケースもありますが、やはり未経験のことなので、いざというときに冷静に対処できるかとても不安でした。
その点、出産経験者である母が常に家にいたことで、いつどのようにお産が始まってもサポートしてもらえるという安心感がありました。
お互いにストレスを感じる面も
一方で、里帰り出産にはデメリットもあったと感じています。進学のために実家を出てから何年も経ち、私も両親もそれぞれの生活ペースができあがっていたため、24時間同じ屋根の下で過ごすことに息が詰まると感じることもありました。
また、母も産前産後の計2カ月ほど経つと、さすがにちょっと疲れた様子でした。産後はどうしても赤ちゃんのお世話が中心になります。せめて産前は家事などをできるだけ手伝い、母の負担を減らすべきだったと思いました。
里帰りする・しないは総合的に判断を!
出産にあたり、里帰りして実家のサポートがあったほうが安心と考えるプレママさんも多いと思いますが、ご実家の側がどの程度里帰りを望んでいるのか、実際にどの程度のサポートが可能なのかということも加味して検討したほうがいいのではないかと私は思います。
また、ご家庭にもよるかと思いますが、助かるという面だけでなく、お互いに何かと気を使う面もあるということを念頭においておくことをおすすめします。
里帰り出産は、自分もこうして母に産んでもらい、育ててもらったのだなと実感する貴重な機会でもありました。いつか自分が娘の出産を手伝う日も来るかもしれないと思うとなんだか不思議ですね。(TEXT:ママライター奥田美紀)
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