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「一度も外出してないのに…」出産から1週間、強烈な悪寒&発熱⇒ふと体を見ると、まさかの状態に!?

10月末に娘を出産し、初めての授乳で乳頭の付け根から出血。なんとか痛みをこらえながら授乳を続けていたある日、今まで感じたことのない強烈な悪寒で目が覚めて……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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止まらない体の震え

出産後、退院してから1週間がたったある朝、自分の体の震えで目が覚めました。異様な寒気を感じて熱を測ると38.7度……。それまでインフルエンザや新型コロナウイルスに感染したことがなかった私は、その悪寒と発熱の原因はそのどちらかだと思いました。
 

退院後一度も外出していないのになぜ? 娘にうつしてしまうのでは?という気持ちで頭が真っ白になりました。

 

発熱の原因は…?

発熱の原因をはっきりさせるため、インフルエンザと新型コロナの検査ができる病院を受診しましたが、その日は土曜日。どちらの検査も陽性の場合のみ、月曜日の午前中までに電話で伝えてくれるとのこと。

 

帰宅後、ふと自分の右胸を見ると真っ赤になっていました。右胸の赤みと、熱がある状態で授乳を続けてもいいのか不安を感じ、産院へ連絡。状況を説明すると、おそらく乳頭の傷から菌が入って乳腺炎になっているのだろうとのことでした。


マスクと手指消毒を徹底して授乳を継続し、検査が陰性ならすぐに産院に受診するようにと言われました。人にうつす可能性が低いとわかり、私はひとまずホッとしたのを覚えています。

 

 

触れたら痛い右胸

言われた通り、マスクと手指消毒を徹底しながら授乳を続け、迎えた月曜日。病院から連絡がなかったことから、結果は陰性だとわかりました。そのころには熱は下がっていましたが、真っ赤な右胸はしこりもできており、少し触れるだけでも激痛を感じました。


産院を受診すると、やはり化膿性乳腺炎とのこと。助産師さんが丁寧にマッサージしてくれましたが、想像以上の痛みで涙が出ました。そして、抗生剤をもらい、授乳回数を増やすように指導され帰宅。もう二度と乳腺炎になりたくないと思いました。

 

 

このとき初めて乳腺炎というものを知った私。人にうつすものではないことに安心しましたが、授乳している間は常に乳腺炎になるリスクがあると知り、恐怖を感じた出来事でした。

 

※乳腺炎には、乳腺に母乳が溜まって起こる「うっ滞性乳腺炎」と、細菌感染によって起こる「化膿性乳腺炎」があり、うっ滞性乳腺炎から化膿性乳腺炎へと移行し重症化することがあります。乳房が痛み、発熱している場合は、早めに受診するようにしましょう。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

イラスト/ななぎ


著者:下川 美悠

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