本当に欲しいの!?
たった1回だけお店で大泣きしたことがありました。それはスーパーにあるお魚コーナーのしゃけの切り身の前でした。
これといって魚好きということでも、しゃけが大好物というわけでもないのに、「しゃぁぁちぇえぇ」と泣く息子。79円均一だったので渋ることでもなかったのですが、「本当に食べたいの?」と何度も聞いてしまいました。
袋に入れてあげるとしっかり自分で持ち、カラスの視覚からもじょうずに隠し、大事そうに持ち帰っていました。しゃけで泣かれたのはこの1回きりでした。
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大泣きしているなかでも「本当に食べたいの?」と聞き、すぐに購入せず息子さんと向き合うママの姿勢はすばらしいですよね。きっと息子さんはどうしても欲しかったのでしょうね。ママは大変だったと思いますが、息子さんの姿を想像するとほっこりしてしまいます。何かが欲しいと泣くことはあると思いますが、これからも息子さんの気持ちを汲み取り優しく向き合っていけるといいですよね。
著者:内田あや/30代女性・主婦。今年小学生になる息子の母。職場の先輩後輩の仲からの結婚。9年目になりました。
イラスト:いずのすずみ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています