同じ女性なのに…
毎月、重い生理痛で苦しんでいる私。過去に倒れたこともあり、結婚・同居後も在宅ワークができないほどの痛みで数日寝込んでいます。いろいろな薬や生活習慣の改善を試しましたが、あまり効果はありません。
夫や義両親は理解してくれていますが、男性の多い職場でバイトをしている義姉は生理も軽いらしく、私のことを煙たがっている様子。「生理痛くらいで休むなんて大げさ」「甘えるのもほどほどに」と、毎月嫌みや苦言が降ってくるようになりました。
心苦しいながら家事を休むことが重なると、「あんたみたいな女がいるから女が社会で軽視される。生理痛くらい我慢できない? バイト仲間ならキレる」と言われる始末。同じ女性なのにまったく寄り添ってもらえません。生理は人によって痛みや症状が違うのに……と思いつつ、私は反論せずにグッとこらえたのでした。
義姉が取った暴挙とは?
そんなある日。今月も訪れた生理痛をこらえながら、常備している鎮痛剤を飲もうと薬箱を開いた私。すると、買っておいたはずの薬が見当たりません。あちこち探しても見つからず、おなかの痛みはどんどん悪化し、冷や汗が出てきて、ついに私は意識を失ってしまったのです……。
気が付くと私は病院のベッドの上。義母が家で倒れていた私を発見し、救急車を呼んでくれたのだとか。点滴のおかげでだいぶ具合の良くなった私に、義母は深く頭を下げてスマホを見せてくれました。そこにはなんと、義姉からの鬼メッセージが! その下には、義母の返信も残っていました。
「鎮痛剤捨てといたから」
「体から健康にならなきゃ生理痛は治らないからね」
「私が鍛え直してあげる」
「嫁なら救急車で運ばれたわよ」
そう、薬のありかを尋ねた義母のおかげで、義姉が鎮痛剤を捨てたということが発覚したのです。
義姉のその後
その後、驚いたことに義両親は義姉を家から追い出しました。というのも義姉は実際バイトばかりで、ニートなのは彼女のほうだったのです。一方の私は在宅ワークでしっかり稼ぎ、一定額を義実家に入れていただけでなく、生理のとき以外は家事も一生懸命やっていました。
「娘だからといって甘やかし過ぎた。義妹への思いやりもなく、フリーターで遊び回るあの子は、一度社会に出て自立するべき」
私としては義姉ともわかり合えればと思っていましたが、今は彼女のためにも別居が最善策。理解ある義両親と夫と今後も仲良く同居を続けられるよう、思いやりの心を忘れずに、できる範囲で力を尽くしてお互いに気持ちよく暮らしていければと思っています。
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義妹の体調を気づかえない義姉。思いやりのない言葉を連発した挙句、勝手に薬を捨てるなんて言語道断です。結果的には別居となるのも仕方ないですよね。夫と義両親が協力的で本当によかったです。
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