良いアイデア思いついた!
次男を出産した私の前に立ちはだかるのは、生後2カ月から始まる予防接種に、何十枚もある予診票……。長女のときも長男のときも、予診票は予防接種をおこなう病院へ行きその場で書くか、前日に1枚ずつ書いていました。
「それが面倒だったんだよなぁ……」と思い出した私は、「そうだ! どうせもう家は買って住所は変わらないから、次男の生年月日や住所、保護者の名前はいっぺんに書いてしまおう!」と考えました。
どうして、産後1カ月の寝不足の状態でこれにとりかかってしまったのか……。
受付職員さんの言葉に愕然!
何十枚もある予防接種の予診票に、ひたすら次男の名前と生年月日、住所、保護者の名前、出生時の体重など、同じ内容を書き続けた私。最後の1枚を書き終え、「よかった、これで予防接種当日の準備がラクになったぞ!」と思っていました。
そして、次男が生後2カ月を過ぎて初回の予防接種を受ける日、病院へ事前に書いた予診票を提出すると「あの……、このお名前と生年月日、もしかしてお姉ちゃんかお兄ちゃんのものではありませんか?」と、申し訳なさそうに受付の職員さんに言われたのです。
私が予診票を確認すると、そこには次男ではなく長男の名前と生年月日が書かれていました……。何十枚もある予診票に、長男の情報を書いてしまっていたのです。私はショックな気持ちと同時に、恥ずかしい気持ちでいっぱいになりました。
私はすぐに、病院の受付に提出した4枚ある予診票の子どもの情報部分を書き直し、無事に予防接種を受けられましたが、すべての予診票に長男の情報を書いていて、とても恥ずかしい思いをしました。家に帰ってから、これから使う予定の予診票も、すべて書き直しました。「今後、寝不足のなか無理して作業するのはやめよう」と思った出来事です。
著者:吉川みきな/女性・看護師。15歳の女の子と5歳の男の子、1歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています