「最近娘のことばかり見てるよね。俺より子どもが大事なの?」そんなことを言う父親、他にいるのでしょうか。私が娘にかかりっきりになっていると、夫は拗ねてしまいます。
積極的に娘のお世話をすることもなく、私がいちいち指示を出してやっと少し手を出す程度。子育てよりも夫の相手のほうが疲れてしまいます。
男性は親になるのが遅い?
両親に相談すると「男性は親になるのが遅いケースもある」と言われ、夫婦で食事にでも行ったらどうか? と提案してくれました。私も一度夫婦で話し合いたいと思っていたので、娘を両親に預けて夫婦で出かけることにしたのです。
早速夫を誘うと、稀に見る大喜び! 子連れではいけないような高級レストランを予約してくれました。
本音を言えば、そんなお金があるのなら娘のために使いたい、子育てにもこれくらい積極的になってほしいと思わずにはいられません。
夫からのとんでもない提案
レストランに行く日、夫はここ最近見たことがないくらい上機嫌。私も新婚当時を思い出し、良いリフレッシュになりました。話し合いもスムーズで「もっと2人の時間が欲しい」という夫と「もっと子どもと触れ合ってほしい」という私、双方の気持ちを伝え、歩み寄ると約束しました。
しかし、いざ娘を迎えて自宅に帰ると「全然かまってくれないじゃん!」と夫が怒り出します。初めて親と離れた寂しさで泣いている娘を放って、夫のお世話なんてできるわけがありません。
ついに夫は「娘は養子に出す!」と、とんでもないことを言い出しました。私たちの仲が悪くなったのは娘のせいだと言い張るのです。もうダメかもしれないと感じた私は、悩みながら眠りについたのでした。
もう限界…
心も体も限界だったようで、私はその夜高熱を出してしまいました。起き上がる気力もなく、娘のお世話もできそうもありません。両親に助けを求めようとしたものの、指に力が入らずスマホを握ることすらできませんでした。
娘が泣いている、きっとおなかを空かせている、お風呂にも入れないと……そう思っても体は動かず、気づけば意識を失っていました。
私が反省したこと
目を覚ますと、娘の声が聞こえません。「私が倒れている隙に、夫が娘をどこかに連れて行ってしまったかもしれない」という不安すら頭をよぎります。
なんとか体を起こしてリビングに行くと、そこには娘を抱っこした夫がいました。私が倒れてしまい、夫はやむをえず娘のお世話をしていたよう。すると思いのほか娘がかわいかったようで、夫は憑き物が取れたような顔をしていました。
よくよく考えると、私は娘がかわいいあまり付きっきりで、夫と娘が接する機会を奪っていたかもしれません。夫が拗ねていた原因の一端は私にあったと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいです。
夫も養子宣言を撤回。私と娘に謝罪しました。私も考えを改め、家族丸ごと大切にすると再確認。再び私たちは円満な夫婦に戻ったのでした。
子どもが生まれると、夫婦の形も変化するでしょう。夫婦ともども、それを受け入れることが必要ですね。
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