こんにちは、スーパーの青果部歴10年目、ライターのテツです。
ガソリン代の高騰や食料品の大幅な値上げが続いていますが、その分給料が上がっているわけでもないという現実……。
ここ数年とくに「節約しないといけない」と感じている方も多いのではないでしょうか?
実は、スーパーは購買心理学や実験を繰り返して、いたるところに、お客さんに1品でも多く買ってもらうための工夫を凝らしています。
そこで今回スーパー店員が知る「スーパーで無駄なものを買わないための節約術」をこっそり紹介します。これだけで月5000円は下がりますよ!
実は「メモをして買い物に行く」が最強の節約!
そんな人こそスーパーに買い物に行くときは、メモをして買い物をしましょう。 実は、これが一番重要です。
スーパーはお客さんにより多くの商品を買ってもらうために、様々な仕掛けをしています。
スーパー店員が暴露【極端に値段を下げる価格戦略】
これは入り口付近の青果コーナーや嗜好品であるお菓子コーナーなどで行われることが多いです!
入り口付近でまず一品カゴに入れてもらうことで、財布の紐がゆるみ、その後のお買い物で買う量が増えるというデータがあるのです。
それに基づいて
【青果コーナーで激安商品を置く】
という戦略をとるお店が多くあります。ドラッグストアの入り口や店頭に激安のお菓子を置くのも同じ考え方です。
スーパー店員が暴露【セット売りでお得感をあおる戦略】
ほかにも、何個買ったら何円引きというバンドル販売というものがあります。
これは単純に買う量が増えることが期待できます。他にも生鮮食品の近くに関連のあるタレなどを置く関連陳列でまとめ買いを誘発するなどあります。
何を買うか決めていない人はこういった戦略にはまりがちです。
結果的に買う予定のなかった品物がたくさんカゴの中に・・・という結果になってしまうんです。
「そんなわけない」と思うかもしれませんが、実際に効果があるからお店側も継続して続けているんです。
理想的な買い物は広告を見て、冷蔵庫の中の在庫を把握し、献立を決めて買い物メモを作ってから行くことです。メモをするのが面倒くさいという方は冷蔵庫を事前にチェックするだけでも、在庫とのかぶりによるフードロスが削減できますよ。
お客さんの8割は「つられ買い」される買い物をしている
実際にメモをして買い物を試してみると、驚くほど効果があります。
なぜなら、スーパーに来店されるお客さんの80%は「事前に買うものをあまり決めずにお店に行っている」と言われているからです。
なんとなく「今日は肉じゃがにしよう」と思ってお店に行く人は多くいますが、買うものを全てメモしてお店に向かう人は実際少ないと思います。
買いすぎてしまうとどうしても廃棄のリスクが高くなってしまいます。お店で働いていても捨てることが一番利益面での損失が大きいんです。これは家計も同じことで、食品を捨てることはお金を捨てていることと同じです。フードロスの観点からも、家庭での廃棄を減らすことは重要です。
「使い切ること」が節約の近道です!
たくさん買っても捨てずに使い切れるのであればいいのですが、生鮮食品や賞味期限の短いものは捨ててしまうこともあると思います。また嗜好品はなるべく買わないようにすることも節約の観点では重要です。
「私もなんとなく目についたものをカゴに入れてるかも」と思った方はぜひ1度試してみてくださいね。