記事サムネイル画像

アラフィフから始める積立NISA! 20年後の自分のために運用スタートした結果【体験談】

新NISAについて取り上げているテレビや雑誌を最近よく見ます。2024年の始めに「NISA制度(少額投資非課税制度)」が改正されたことで世間の関心も一層高くなった模様。テレビでも「2024年明けからの株高はNISAを始めた人が多いことにも影響されている」と経済の専門家が言っていました。私は2021年に積立NISAを始めました。40代も折り返しになり、ちょうどコロナ禍も重なって将来や老後により不安を感じるようになったことがきっかけでした。

この記事の監修者
監修者プロファイル

ファイナンシャルプランナー大久保美伽

元銀行員、大手外資系金融機関勤務歴15年。退職後、2021年マネレボ株式会社設立。真に中立な立場で資産運用と保険、家計の見直しをおこない、お金と時間から自由になり自分らしく生きる女性を増やすべくファイナンシャルプランナーとして独立。多くのお客様の資産運用やライフプランニングの悩みを解決すべく尽力している。老後に3000万円差がつく投資講座主宰。
新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

 

YouTubeがきっかけで改めて

実は3年前に積立NISAを始めるより前に銀行ですすめられてNISA口座を開設し投資信託を購入したことがあったのですが、そのときは間もなく解約、そのまま放置した状態でした。

 

しかしコロナ禍で家にいる時間が多くなったことでYouTubeをよく見るようになり、数あるチャンネルの中であるものが目に留まりました。このチャンネルでは投資だけではなく、保険や住宅に対する考え方などお金にまつわる基礎知識から人生論に至るまで幅広く取り扱っています。アニメーションを用いてわかりやすく説明してくれるので、初心者の私でもすんなりと理解することができました。

 

動画を見る中で私が興味を持ったキーワードが、「投資信託(各投資家から集めた資金を1つにまとめ、投資家の代わりに運用会社が資産運用をおこなう仕組み)」「インデックスファンド(市場全体の動きを表す代表的な指数に連動した成果を目指す投資信託)」「積立NISA」です。

 

投資信託は元本が保証されないというリスクがあることが心配でしたが、過去の統計から、20年以上という長期で積立をおこなった場合、購入価格を平均化することができ、元本割れするリスクがかなり少なくなるとのこと。また長期で運用することで複利(複利法によって計算された利子のこと)の力で、運用益も増えていくことがわかりました。

 

インデックスファンドについては、日経平均(日本経済新聞社が算出・公表している日本の株式市場の代表的な株価指数の1つ)やアメリカのS&P500(米国の代表的な株価指数の1つ)といったインデックスファンドであれば市場の指数に連動しているので、1つの会社に投資するより変動のリスクが減らせるというもの。そして積立NISAの制度を利用すれば運用益にかかる税金が免除され、お得になるということでした。

 

思い立ったが吉日、老後を見据えて私もトライしてみようと思いました。

 

ネット証券で積立NISAを始める

YouTubeを参考に手数料が安いネット証券で積立NISAを始めることに決めました。NISAは1人1口座のため、以前NISA口座を開設した銀行に出向いて口座解約手続きをしなくてはならずそこは面倒に感じました。

 

ネット証券を利用するのは初めてで不安もありました。実際に始めてみると、手続きの説明も詳しくスムーズに口座を開設することができました。

 

最初に私が選んだ投資信託は「全世界株式インデックス・ファンド(1本で日本を含む世界中の株式に分散投資できる投資信託)」で、全世界であればより変動リスクが分散されるだろうと思ったからです。積立NISAで利用できる投資信託は、金融庁が定めた長期投資に適した一定の条件を満たすものだけになり数は限られますが、そのほうが私のような初心者には安心でした。積立金額も少額から始めることにしました。ファンドにより最低積立額は異なりますが、100円からできるものもあるぐらい敷居が低いのがありがたかったです。

 

ちなみに金額の変更をはじめ、諸々の手続きがネット証券のアプリでできるのでとても便利で、私は寝る前の布団の中や家事の合間といった隙間時間に資産状況のチェックや積立額の変更をしています。

 

 

シミュレーションがモチベーション

ネット証券のホームページ上では、積立NISAのシミュレーションができるのもわかりやすくて助かっています。私は積立NISAを始める前にこのシミュレーションを利用して、将来の最終積立額がいくらぐらいになるかを試算しました。毎月の積立額、積立期間、利回りの予想を入力するだけで運用益を含めた最終積立額がいくらぐらいになるかがすぐわかるので、初心者の私でも簡単にシミュレーションできました。

 

私はいくつか条件を変えてシミュレーションをおこなってみて、いくら投資したらこれぐらいになるとか、10年後より20年後と長く積み立てることで運用収益が大きくなるなどの検証をしました。金融庁のホームページでも同じようなシミュレーションがあり、やってみたら同じような結果になりひとまず安心。

 

ちなみに、私はこのシミュレーション結果を手帳にメモしています。あくまでもシミュレーションではあるものの、20年後のシミュレーション結果は私の今の目標にもなっています。株価は変動するので一喜一憂することもありますが、そのときはシミュレーション結果を見返して、投資を続けるモチベーションを上げています。

 

まとめ

20年後はおそらく年金を受給するころ。20年後というとはるか先にも思えますが、結構あっという間にやってくるような気がします。これからも自分のペースで地道に運用を続けて将来に備えることができればと思います。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラスト/sawawa

文/はるひび

 

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


シニアカレンダー編集部

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    暮らしの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む