ひと休みが多すぎて何も進まない~
〈A・Sさん・45歳の場合〉
40歳を過ぎて、ちょっと仕事する、ちょっと掃除する……「ちょっと〇〇する」とすぐに疲れる私。 月~金曜日の仕事はなんとか乗り切れるよう時間配分とペース配分をして過ごしますが、お休みの日はもう気が緩み、何をするにも時間がかかる。
朝起きてごはんを食べたらひと休み、食器を洗って疲れてひと休み、洗濯物を干してひと休み……。何か1つするたびにひと休みするので、時間がいくらあっても足りません。おいおい! 休んでいる時間のほうが長いじゃん!と自分に苦笑いしてしまいます。
疲れない体になるはずが…
前日は子どもの運動会だったこともあり、「ごちそうを作るぞ~」と張り切ってスーパーでたんまり夕食の食材を買い込み、帰宅。 ところが食材を冷蔵庫などに片付け始めたら、疲れが一気にやってきて、結局、外食することに。「お母さん、運動会に出てないのになんで疲れてるの?」と子どもに言われる始末。本当に情けないです。
自分でもこの状況をどうにかしなければと思い、「疲れない体」になるために始めたのが「ホットヨガ」。隣の駅前にオープンしたばかりで、キャンペーン中ということもあり入会金ゼロ。これはやるしかないとすぐに飛びつきました。
ちょっと動いただけで汗をかけて、動きもあるので、これなら「疲れない体になれそう」と3カ月間は熱心に通いました。
ところが冬になり寒さが厳しくなると、隣の駅まで行くのが疲れる、服を着替えるのが疲れるとなり……。結局、退会。残されたのは、リバウンドして太った体重2kgだけ。
寝ても覚めても疲れていて…
もう本当に救いようのない私です。
以前なら、連休になると旅行したり、ドライブに行ったり遠出するのが当たり前でしたが、ここ最近は渋滞が疲れる、人混みが疲れるという理由で旅行もできていません。この状況をなんとかしたいと思うですがなかなか難しいです。
なにせ、休日は昼下がりにソファーでウトウトして目覚めたときに「疲れた~」と伸びをしていましたから。これには夫も苦笑。
疲れていないときっていつだっけ? 最近、考えてもこの答えが見つかりません。でも、こんな私にも一筋の希望の光があるんです。それは知り合いの看護師の重鎮(70代)の方が言っていた「更年期を超えると、気力も体力も回復して疲れ知らずになるわよ」という言葉。だから今はただの体力温存時期と考えて、思う存分休むことに徹していきます。
まとめ
起きているときはほとんど疲れている私。疲れない体になるために通い始めた習い事も3カ月で挫折しました。70代の人生の先輩の「更年期を超えると疲れ知らずになる……」という言葉を信じて、今は長い人生の中で体力温存期間だと思って休んでいます。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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取材・文/茂原好子
8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。