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「2人とも、ごめんね」超低出生体重児の双子を出産し、自分を責める毎日→先生からまさかの提案が!?

最近5歳になったばかりのわが家の双子。今でこそ元気に走り回っていますが、出生体重はわずか700gと800gの超低出生体重児でした。生まれた当時は命の保証もされておらず、不安にふさぎこむ毎日でしたが、ある貴重な体験を通じて少しだけ私は前を向けたのでした。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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自分を責める毎日

訳あって、在胎27週でこの世に生まれてきたわが家の双子。命の危険があることを告げられ、私は時が過ぎて双子が大きくなってくれるのを待つしかありませんでした。

 

どうしてこんなことになったのだろう? 私がしっかりしていなかったから? ギリギリまで仕事をしてしまったから? この子たちに何かあったらどうしよう……。

 

私はひたすら自分を責めていました。

 

カンガルーケアのお誘い

双子が生まれて2週間ほど経過したある日、先生から「呼吸も落ち着いてきたし、カンガルーケアをしてみませんか?」と言われました。

 

カンガルーケアとは、母親が新生児を衣服の中で抱き、素肌を触れ合わせる育児手法のことで、今まで布越しにしか双子に触れたことがなかった私は二つ返事で承諾し、初めてのカンガルーケアの日を楽しみに待っていました。

 

 

まさかのダブルで!

待ちに待ったカンガルーケアの日。1人ずつ実施する予定でしたが、先生が「ダブルでやっちゃおう」と提案してくれ、なんと2人とも私の胸の上に乗せることになりました。

 

まだたくさんのチューブに繋がれていた双子。私の胸の上が2人分のチューブだらけになりつつも、なんとか2人を乗せ、素肌で触れ合うことができたのです。

 

 

私の胸にすっぽり収まってしまうような、小さな小さな双子。その姿を弱々しく、痛々しく思っていたのですが、直接触れ合った肌越しに2人の力強い鼓動が伝わってきて、「ああ、きっとこの子たちは大丈夫だ」と思うことができました。双子を小さく産んでしまったことで自分を責め続けていた私でしたが、この日を機に少しだけ前を向けるようになったように思います。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 


著者:木下うめ子

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