軽い気持ちで病院へ…
夫は力仕事や営業をする仕事をしています。12年前、工事をする際「電動ドリルを使うと腕が響く感じがする。湿布でももらいに整形外科に行ってくる」と、軽い気持ちで病院へ。
夕方夫から電話があり、「X線検査をしたら右肘の骨にピンポン球くらいの何かが写っていて、大きい病院を紹介すると言われた」告げられました。
わが家の娘たちは当時8歳と3歳、まだまだ小さくてパパが大好きな年ごろでした。悪い病気だったらどうしよう…と不安で目の前が真っ暗になりました。
検査を重ねても
地元の大きい病院で検査をし、そこでの診断結果は「軟骨の良性腫瘍」。手術も決まり、入院予定日の1週間前、主治医から電話が来て「悪性の可能性が出てきたので、うちでは手術できません。ここよりもさらに大きい病院へ行ってください」と言われました。
まずは地元にある大きながんセンターへ行きました。その次は治験という形で別の都道府県にある大学病院まで行き、検査に検査を重ねました。
結果はどこに行っても悪性の可能性もあるとのことでグレーのままでした。
手術したもののまひは残り…
8時間にも及ぶ手術を地元の大きながんセンターで受けました。
摘出した腫瘍は病理検査の結果も良性か悪性かの判別はつきませんでした。必死にリハビリをし、一見今までのような生活を送っていますが、右肘には尺骨神経まひが残ってしまいました。
しびれや、温度が感じ取れない、つかんだ物が手から落ちる回数は多くて不自由さはあります。そして、腫瘍は全部取り切れなかったため、12年たった今も病気とお付き合いをしながら日々過ごしています。
まとめ
残念ながら、去年の検診で少し病気が進行していると言われました。12年目の検診では、進行していませんように祈るような気持ちでいっぱいです。どうか夫の病気が進行せず、また1年を家族みんなで過ごせますように!
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:鬼塚ともみ
パート勤務をしている主婦。手芸が好き。