天候関係ナシ!いつでもオーブンで干し芋作り

干し芋には安納芋や紅はるか、シルクスイートが向いているそう。
甘みが強く、ねっとりした品種が良いです。 なかなか思ったような銘柄がスーパーに揃っているわけでもないので、買えたさつまいもで作ってみましょう!
「干し芋」の作り方

材料(作りやすい分量)
・さつまいも…6本
材料はさつまいもだけ。
今回入手できたのは、最後の一袋だった“紅はるか”です。
形は微妙ですが、これだけ入って298円なり。
作り方①さつまいもを洗う
芋やごぼうを洗うのには、タワシが一番。
ゴシゴシと表皮を洗ったら、ペーパータオルか布巾で水分を取っておきましょう。
作り方②蒸す

鍋に水を張り、火にかけて蒸気が上がったら芋を入れて蒸します。
蒸し器は持っていないので、中華鍋のような形状の鍋にケーキクーラーのサイズの合うものをはめ込んで使っています。
長すぎる芋は半分に切ってうまい具合に入れ込みましょう。
水を入れて蒸すだけっていうのは、やってみると意外と簡単!
竹串がスッと通るまで、焦らずにじっくり蒸します。
今回は1時間程度蒸しました。
時間は芋の大きさや水分量、銘柄にもよるので、一概に言えませんが、蒸し芋としてもそのまま食べられそうなところまで蒸しましょう。
作り方③皮を剥く

鍋から出した熱いところで皮を剥いていきます。やけどには十分気をつけましょう。
私は小さめの包丁を使って剥くのが好きです。
作り方④切ってオーブンへ

縦に8mm〜1cm程度の厚さに切りながら、天板にオーブンシートを引いて並べていきます。
長すぎるものは、長さを半分にしたり、売っている干し芋をイメージしながらカットしましょう。
大きめの天板に2枚分ありました。
この時に100度で予熱スタート。
作り方⑤焼く

100度のオーブンで60分焼いたら上下を返してもう一度60分焼きます。
100度というのはオーブンの温度としてはかなり低い温度です。
焼くというよりも、短い時間で水分を飛ばすということですね。
焼き上がりはこのような感じに。
手作りの干し芋には“愛情”しか感じない!

早速食べてみると、売っているものより若干甘みは少なく感じます。
銘柄選びや甘みを引き出すための熟成時間が違うし、何よりもお日様で干したものには敵わないんだろうなと思います。
とはいえ、ねっとりした口当たりも、味わいも干し芋独特のじんわりと染み渡る滋味深いものに。
298円でこれだけの量が作れるのなら、えぇ、文句はありませんとも!
友人の子ども達にも好評で、良いことづくめの干し芋作りとなりました。
原材料が芋だけ、ということは、卵や小麦、牛乳などのアレルギーのある子どもにも安心して食べてもらえます。
砂糖を加えない自然の甘みも、目に嬉しい黄金色も……さつまいもは何て素敵な素材でしょうか。
手順は単純で全く難しくないのですが、とにかく蒸すにも焼くにも時間がかかります。
休日の午後などに、ゆっくりと作ってみるのがおすすめです。