探し物にイライラする夫
夫とスーパーに行ったときのことです。あまり利用しないスーパーだったので卵売り場がどこにあるかわからず、私たちは店内を歩き回っていました。すると、夫がイライラした様子で「なにを探しているの?」と聞いてきました。
「卵の場所がわからなくて」と答えると、すぐさま近くの店員さんに「卵売り場はどこですか?」と声をかけに行った夫。その後、店員さんは品出しの手を止め、少し離れた卵売り場まで案内してくれました。
「なんだか店員さんに申し訳ないね」と私が言うと、夫は「質問に対応するのも仕事のうちだよ。探し物をしている時間ももったいないし」と言います。
すぐに聞かないでよ!
「効率良く買い物をしたい」という夫の考えは理解できます。しかし、探し物の場所を聞くことで店員さんの作業の手を止めてしまうことを考えると、私はどうしても罪悪感を抱いてしまうのです。
そのため、何でもすぐに店員さんに聞いてしまう夫に対して、私は心の中で「自分で探すからいいよ! 聞かないでよ!」と思っていました。
夫婦で異なる価値観
とはいえ、私も店員さんにまったく頼らないわけではありません。自分で探してみてどうしても見つからなければ店員さんに聞きますし、どうしても欲しい商品は、在庫状況を問い合わせることもあります。
しかし、ほとんど自分で探すことなく、すぐに店員さんに聞いてしまう夫の行動は、私とは感覚が違って疑問に感じてしまいます。
夫には「まずは自分で探そうよ。店員さんにすぐに聞かないでよ!」と思ってしまいますが、夫は夫で考えがあっての行動なのだと思うと、反論することはできませんでした。
スーパーの探し物ひとつでも、価値観の違いが出るのだなと勉強になった出来事でした。今後も考え方が異なるとわかったときには、喧嘩にならないように夫の意見を飲み込みながら妥協点を見つけ、穏便に行動できたらいいなと思っています。
著者/やん子
作画/ちゃこ
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!