私は幼少期のころ、家庭が貧しく、経済的にかなり苦しい生活を送っていました。
苦しい学生時代
家族で古びたアパートに住み、学校に着ていく服や持っていく文房具はすべてお下がりでボロボロなものばかり。家にはテレビやゲームもなく、携帯電話も持てなかったため、クラスメイトの話題についていけない日々。
それでも、ほとんどの同級生は仲間外れにしたりせず、やさしく接してくれていました。ただ、A子とB子だけはいつも私を見下してきました。
見下してくる同級生
「見て! 今日も地味子のお弁当、ヤバすぎ!」と皆の前で私のことを「地味子」と呼び、あざ笑います。事あるごとに嫌味ばかり言われていましたが、他のクラスメイトが味方してくれたため、そこまでつらい思いをせずに中学校生活を送れました。
そして卒業後、私は一般企業に就職しました。
道に迷った人を助けると……
働きはじめて数年経ったある日、会社へ行く道中で男性が道に迷って困っていました。見かねた私はその人に声をかけ、目的地まで一緒に行くことに。
彼は初めて都会に出てきたそうで、話が弾み連絡先を交換。彼が帰省してからもずっと連絡を取り合い、数カ月後にお付き合いすることになりました。
その後、順調に交際を続け、プロポーズをしてもらいました。彼の人柄に惹かれていた私はもちろん承諾。私たちは結婚し、一緒に暮らすことになりました。
同窓会に参加して
ある日、同窓会開催の連絡がありました。A子とB子以外の友だちには会いたかったので私は参加することに。そして同窓会当日、楽しくすごしているとやはり2人がやってきて、昔のように嫌味を言い始めました。
「あら地味子、指輪してるじゃない。結婚できたんだぁ(笑)」「どうせ相手は不細工な貧乏人なんでしょ?」と言いたい放題。すっかり気分が悪くなった私は、会場を後にしました。
夫を見た同級生は
すると「ちょっと地味子、逃げる気!?」と2人が追いかけてきたのです。そこへ、さきほど連絡しておいた夫が高級車に乗って迎えにきてくれました。
「やぁ、お待たせ。迎えに来たよ」と爽やかな笑顔でほほえむ夫を見て、A子とB子は急に静かになりました。さっきまで「不細工な貧乏人に違いない」と言っていたのに態度を豹変させ、「私たち、友だちよね♡ ねぇ、旦那さまのお友だち紹介して!」と図々しいお願いをしてきました。
人を見た目で判断しない
私は「これまであなたたちのことを友だちだと思ったことは、一度もないよ。これからも先もずっとね。じゃ!」と毅然とした態度で断り、彼と一緒に帰りました。
人のことを見た目や家庭環境で判断し、見下すなんて恥ずかしい行いです。大切なのは内面。他人を見た目や表面的な状況で判断するのではなく、その人が持つ本質や経験の豊かさに目を向けていきたいなと思いました。
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