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「もう切ってください!」陣痛が痛すぎて思わず懇願⇒「残念ながら…」助産師さんからまさかの言葉!?

私が第1子を出産中にかけられた助産師さんからのある言葉。この言葉は今でも育児につまずいたときに思い出して、私の励みになっています。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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出産は赤ちゃんと母親だけができる経験

私は第1子の出産の際、出産予定日よりも3週間前に破水してしまい、急きょ入院することになりました。1日待って陣痛が来なければ、陣痛促進剤を打って出産すると言われていましたが、入院後すぐに陣痛が始まり、バタバタと分娩台へ。

 

分娩台へ乗ってから数時間が経ったころ、これまでに味わったことのない痛さに、助産師さんに「もうおなかを切ってほしい」「無理です」など、つい弱音を吐いてしまいました。

 

すると、50代くらいのベテランであろう助産師さんが、こう言ったのです。

 

「この出産はお母さんと赤ちゃん2人だけが経験できるもの。赤ちゃんを取り上げる私たちや立ち会う父親も、見守ることはできても、痛みや大変だった思いまでは残念ながら共有できない」。

 

そして、「赤ちゃんとお母さんが一緒に頑張るから、この子の人生が始まるんだよ。今、お母さんが頑張らないと10カ月おなかで大切に育ててきたこの子の大切な人生が始まらないよ!」と活を入れられました。

 

この言葉を聞いて私は「弱音を吐いている場合じゃない!」と気合いが入ったことを今でも覚えています。それからは泣き言を言わず痛みに耐えました。

 

活を入れられてから、1時間ほどで生まれてきてくれた息子。あのときの感動は今でも忘れません。今でも、育児でしんどくなったときは、助産師さんの言葉を思い出し、初心にかえるようにしています。

 

 

このときに生まれた息子は今年で5歳。今でも育児でたくさんイライラしたり悩んだりすることはありますが、悩んだときはこの助産師さんの言葉を思い出して、「子どもにとって母親は私だけだ」と自分に言い聞かせると心がスッと落ち着き、息子と向き合うことができています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラスト/ミロチ


著者:なかまる あゆみ

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