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卵巣がんの手術後、原因不明の白血球減少…とうとう基準値以下になり不安になった私が取った行動は

48歳の3月に卵巣がんの手術をしてからというもの、白血球が徐々に減っていき、とうとう基準値以下になってしまいました。 抗がん剤治療は受けてないのに白血球が減少するのはなぜ? 病気との因果関係や主治医の見解に不安を感じた体験談です。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師菊池大和先生
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
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原因不明の白血球減少

2018年の1月、人間ドックで異常が認められ近所の病院で再検査をすると、卵巣がんの可能性があると診断を受けました。そして、同年3月に再検査した病院とは別の病院で卵巣がんの手術をおこないました。その後、抗がん剤治療はせずに経過観察を続けているのですが、血液検査の結果で気になる点が出てきたのです。

 

それは白血球の数が徐々に少なくなっていることです。手術当時2018年には3880あった白血球数が毎年減っていき、2022年には2930にまで減少。主治医にはその都度確認しても「そんなに気にしなくて大丈夫ですよ」と言われていたので、そこまで気にしていなかったのですが、さすがに基準値以下になると不安になってきました。

 

白血球が多くなるのも心配ですが、当時、新型コロナウイルスが蔓延していたこともあり、白血球が少ないと病気に感染しやすいのでは? など余計な心配が増えてきたのです。

 

基準値割れの白血球に主治医の見解は

診察のイメージ

 

人間ドックや定期健診で白血球の基準値割れが続くようになり、再度主治医に白血球の数値のことを伝えると、「たしかにだんだん少なくなってるね~。ただ増えてるときもあるから、次の検診でもまだ低いようだったら血液の中身を調べてみよう」と提案されました。

 

主治医によると、白血球の数値も血圧のように1日の中でも数値が変動しているものだとのこと。遺伝的な影響もあるし、また数値が低いと感染症にかかりやすいのはたしかだけれど、今はそこまでの数値ではないとの見解で、とりあえず様子見ということで診察を終えました。

 

とはいえ、次の診察は半年後。そこまで放っておいて大丈夫なのかな? と不安が襲ってきます。診察のときには思いつかなかったのですが、仕事帰りの運転中に、これまでなかったような睡魔が襲ってきたり、以前より疲れやすくなったと感じたりすることが多くなり、それも白血球が少ないせいだからでは? と心配になってきます。

 

ただ、50代という年齢的に当たり前だと言われればそんな気もするし、一方でおなかが出てきたことや腰痛や頻尿など、がんと関係していた症状も、年齢のせいだと思い見逃してきた過去があるので、調べて何もなければ安心できるという理論の元、他の病院で精密検査を受けてみることにしました。

 

 

精密検査は近所の病院で実施することに

精密検査のイメージ

 

私はがんの手術をした病院以外に、めまいや血圧でお世話になっている自宅近隣の病院があります。

 

手術をした病院は患者の数も多く、予約診療にもかかわらず3時間待ちなどは当たり前。診察を終えてもお会計までの待ち時間を加えると、半日は費やさないといけないのが現実です。自宅からの距離も考えると、頻繁にお世話になるには負担が大きいと思いました。

 

一方、自宅に近い病院は大きさもそれなりで待ち時間も少ない。患者の7割ほどは高齢者ですが、とてもフレンドリーで誰にでもやさしい印象です。

 

忙しい主治医にはなんだか申し訳なくて言い出しにくい話も、近所の病院なら相談できることもあります。今回も30代前半であろう若い先生に相談したところ、とりあえず今日時間があるなら精密検査してみましょうか? と言ってもらえて、検査をすることに。こういうフットワークの軽い感じが、地元の病院ならではの良いところだなぁと感じます。

 

そして気になる検査の結果は異常なしでした。基準値より少ない数値ではあるものの、やはり異常値ではないようです。白血球の内訳を見ても大きな問題はないであろうとの結果に、ようやくホっと胸をなで下ろしました。

 

まとめ

主治医の言うことには多少の不安を感じましたが、実際検査をして数値で見ることができて安心しました。そして今回のことで、自分としての病院との付き合い方を学べたと思います。

 

大きい病院、小さい病院のどちらが優れているということではなく、それぞれに特性があることがわかりました。的確な診断をしてくれる主治医と患者の意志に寄り添ってくれる地元の病院の医師。そのときの自分の状況に応じて使い分けることが大切だと感じた出来事でした。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

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著者:sara

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