悩まされていた症状
初潮を迎えてから、生理が始まる1週間前になると頭が痛い、眠いなどの症状が出るように。生理がくるとその症状は治まるのですが、今度は吐き気や腹痛がひどくて立ち上がれなくなることもありました。
そのため、生理期間の前後は休みたかったのですが、なかなか親の理解が得られず……。とりあえず学校へ行って、1日中保健室で寝かせてもらうときが多かったです。生理に対する理解が今よりない時代だったため、先生からもサボっていると思われて呼び出されることもありました。
それからというもの、生理前後の症状に改善の兆しはなく、社会人になると1カ月のうち1週間以上出社できない時期が長く続き、最初に入社した会社は退職することになってしまいました。この退職をきっかけに、私は病院で相談することに。
婦人科を受診
生理前後の症状について相談するとPMS(月経前症候群)と診断されました。原因がわかってからは生理を軽くするために低用量ピルを処方してもらい、その他にも漢方をすすめられたので、これを機に漢方を飲み始めました。
すると、生理前の症状が少しずつ緩和。生理痛もほんの少し改善され、外に出られるレベルに。また、悩まされていた生理中の吐き気やめまいも徐々に治まり、起き上がって普段のように生活を送れるようになりました。
私の場合は社会人になって仕事に支障をきたしたことがきっかけで、婦人科を受診しました。低用量ピルと漢方の服用を始めたおかげで人並みに生活できるようにはなりましたが、もう少し早く婦人科で相談していればもっと前からラクに過ごせたのに……と思います。今後も定期的に受診し、心身を労わっていきたいと考えています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/橋本七瀬
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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