結婚前には何も言われなかったのに
夫からのプロポーズを受け、夫の実家にごあいさつに行ったときのことです。そのときは、義父と義母はとてもやさしく接してくれました。問われるままに私の仕事や両親の話もし、和やかにその場は過ぎました。
結婚後は夫と2人で住む予定でしたが、義父母がやさしい方たちでよかったとホッとしたのを覚えています。結婚後に義母の身内自慢が苦痛になるとは、そのときは思いもしませんでした。
自分の子どもや孫は優秀で当たり前
ある日、義母が私がひとりで自宅にいるときに遊びに来てくれました。事前の電話連絡などもなく突然の訪問だったため、お茶と有り合わせのお菓子を出すのが精いっぱいでした。
そんな私の様子を見て、「あらぁ、私の娘(夫の姉)はいつも私の好きなお菓子を切らさないでくれるのよ。まあ、本当の娘だからわかるのかもね」と笑いながら義母が言いました。心にちょっと引っかかりましたが、そのときはそれほど気にせず忘れてしまいました。
それから自分の子どもの自慢話が始まりました。娘は美人でミス〇〇に選ばれた、息子(夫の兄)は頭がよくて有名企業に入ってくれて鼻が高い、夫は小さいころから女の子にモテモテだったなど、「自分の子どもたちは美形で優秀なの、私に似たのかしらね」と話すのを初めは黙って聞いていました。
子どもたちの結婚相手は気に入らない発言
私と会うたびに同じような自慢話は続きました。回を重ねると「娘の旦那は顔が残念だけど、孫は娘に似てきれいな子だから安心したわ」「息子の嫁は英語がペラペラらしいけど、いまどきはそんな人は多いわよね。どうしてあんな子と結婚したのかわからないけど、孫は息子に似て優秀なの」と話すように。
それを聞いているのがだんだん苦痛に感じるようになりました。私のことも、他の人にはどう言っているのかわからないと不信感を抱くようにもなっていました。
ある日、夫に義母の話をすると「母はそんな話ばかりして、姉や兄も本当は迷惑してるんだ。つらかったら無理に付き合うことはない」と言ってくれました。案の定、夫にも「子どもはあなたに似たほうがいいわね。お嫁さんに似たらかわいそう」「あんまり教育を受けていなさそうだけど、子どもが賢くなかったらお嫁さんのせいね」と言っていたようです。
まとめ
義母は「話し相手がいなくて寂しい」と言っていましたが、そんな話ばかりされていたら距離を置きたくなるのもわかります。それからは私は昼間にパートで働くようになり、義母との会話がだいぶ減り、ストレスも減りました。夫は義母に、習い事でもして友だちを作ったほうがいいよ、とすすめているそうです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
文/小野町子
イラスト/マキノ
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