義実家で生活
22歳のときに結婚した私は、義実家で義父母と義弟と同居することに。しかし、義実家は狭く、5人で生活するには少し窮屈です。そこで、私は夫と2人で暮らせるようにお金を貯めたいと思い、パートを掛け持ちして働いていました。
2人暮らしのための費用を元夫と協力して貯めたかったのですが、元夫は給料を手にすると、そのお金を義母に全額渡してしまっていて……。元夫は義母から3万円のおこづかいをもらうだけで、給料の残りは何に使われているか把握していません。それはどうかと思い元夫に意見をしたことがありますが、彼はまったく気にしていないようで「それが何か問題でも?」という様子。私から義母へ、元夫のお給料の行方を聞くこともできず、私はもやもやすることが増えていきました。
そんな日々が続き、家族と離れて暮らせば元夫も変わるだろうと、私が頑張って貯めたお金で引っ越し費用などを捻出し、夫と義実家を出ることに。義母には2人暮らしを反対されましたがなんとか説得し、晴れて私たちは2人暮らしをスタート。
これで元夫も家のためにお金をどう使うのか考えてくれるはず……そう思っていたのですが、夫はこれまでと変わらず給料日になるとわざわざ義実家まで行き、義母に給料を渡していたのです!
親離れできていない元夫の姿に私は呆れてしまいました。そして、この先も義母にお金を渡し続けるの? 自分でお金のやりくりをしないの? 私たちの今後はどうなるの? と思った私は、「もう無理。一緒にいられない」と離婚を決断したのでした。
夫と離婚してからは、ひとりでもしっかり生きていけるように、私は正社員として働き出しました。そして昨年、いいご縁に恵まれて職場の同僚と再婚。現在の夫はしっかり自立していて、金銭的な価値観もぴったり合う人なので、穏やかな結婚生活を送れています。
著者/藤原憲子
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