祖父の信じられない発言
ゴールデンウィークに実家へ帰省したとき、1歳の娘を連れて実家の近所にある祖父母の家へ行きました。祖父母の家へは年数回行けるかどうか。出迎えてくれた祖父に玄関先で「明日は義実家に顔を出す予定なんだ」と何気なく話すと、「長男の嫁だから、先に義実家へ行け! うちに来るのはそのあと。今日は帰れ!」といきなり怒ってきたのです。私は「義父母は順番なんて気にされてないよ」と言っても祖父は怒り続け、そのまま家の中へ戻っていきました。娘を抱っこしたまま玄関先で私と夫が困っていると、祖母が祖父と入れ違いにやってきて、「嫌な思いをしたね。じいちゃんには私から言っておくから、しばらくは来なくて大丈夫だよ」と言ってくれました。義実家は祖父母の家から車で2時間ほどかかる距離にあるため、その日はそのまま祖父母の家に近い私の実家に帰ることに。そして次の日は予定通り義実家へ向かいました。
すると、ゴールデンウィークが明けたあとの週末に祖父から急に電話があり、「すまなかった」と謝罪をしてくれたのです。頑固な祖父でしたが、祖母に怒られて相当反省したよう。「次の帰省では顔を出させてね」と祖父に伝え、電話を切りました。
祖父は義実家での私の立場を考えてくれたのかもしれませんが、嫌な思いをしたことには変わりありません。それからは、祖父の性格を考慮して、義実家の話は控えるようにしています。
作画/Pappayappa
著者:富安千秋
3歳の女の子と夫との3人暮らし。平日はワンオペ育児なのも相まって、食べむらが激しい娘との食事はいつもヘトヘト。