同居スタート! 家事の共有を提案され…
母と妻で家事の共有
同居当初、母は妻に対して家事を一緒にしようと提案しました。共有する家事は洗濯や掃除、食事の準備といったごく一般的な内容です。
ルールとしてはどちらかが洗濯している間はどちらかが掃除するというような状況に応じた対応で、食事の準備は一緒にするといった内容でした。妻は了承し、母に後れをとらないようにと一生懸命でした。
母の行動が次第にエスカレート
そんなある日、妻が部屋の掃除を終えて次の家事に取りかかろうとしたとき、母が掃除機を持ち始めました。何か床にこぼしたのかと思っていたら、母は妻が掃除機をかけた場所をもう一度掃除し始めたのです。妻は「お母さん、そこの掃除は終わりましたよ」と言うと、母は「知っているけれど、このへんがちょっと……」と言って掃除をやり直しました。
それだけにとどまらず、妻が片づけたバスタオルを引っ張り出して再びたたんで並べ直したり、炊飯器に準備したお米の水を入れ直したりと、日に日にやり直しがエスカレートしていきました。
自分でやらなければ気が済まない!?
やり直しの日々で、妻はさすがに精神的に参ってしまいました。何が悪かったのかを聞くに聞けず、ついには家事に手を出せなくなってしまった妻。私はさすがにまずいと思い母と話をしました。
すると母は悪気があったわけではなく、これまで家事をこなしてきた手前、共有するのが思ったより難しくて、自分でやらなければ気が済まないことに気づいたと言いました。
「共有」ではなく「分担」に
共有している状態なので相手のやっていることが気になるのではと思い、割り切って分担してはどうかと提案しました。もちろん私の担当も含めてです。自分の仕事が明確になり、相手がやる前にやらなければという気苦労もなくなると私は考えました。
母はしぶしぶ承諾し、分担の生活がスタート。妻は自分の担当の家事に積極的に取り組めるようになり、母も最初はもどかしさを感じていましたが次第に慣れ、以前のようなやり直すという行為はなくなりました。
長年家事をこなしてきた母と同じレベルで家事を共有することは、経験値の差などもあり難しいのかもしれません。私は分担という選択にしてよかったと思っています。私の分担は休日の掃除と夕食の準備ですが、母に合わせようと思うことはなく、自分のペースで作りたい料理を作れるので楽しくできています。
著者:佐藤稜/男性・会社員。7歳と3歳の2児の父。サラリーマンとして働きながら副業としてライターを目指す他にブログ記事も執筆中。
作画:こちょれーと
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
気になる部分の違いとか性格とかやり方の問題。
スポンジ一つだって、食器用と掃除用を分けたい私とそんなのどっちでもいいと思ってる旦那の実家。
同居なら、やり方が違うなら話し合ってすり合わせるか、やってもらってありがとうと思って気にしないようにする。
あるいは、たまに掃除場所を交換して、その時は仕上げ磨きのように自分のやり方でやる。
レベルの問題じゃないと思う。やり方なんて各家庭で違うんだから、違って当たり前。