美しくて大人っぽい、センス溢れるちらし寿司!
ご紹介するのは、『キユーピー3分クッキング(2024年3月8日放送)』で料理研究家の大原千鶴さんが作った「鯛ちらし」です。
必要な材料も少なく、あまり手間がかからなさそうな点にも惹かれました。
具材がたくさんのった華やかなちらし寿司も素敵ですが、こんなシンプルなちらし寿司も、大人の集いにはとても似合いそう。
おしゃれで気の利いた一品になりそうで、次のおもてなしにぜひ作ってみたいとワクワク。
早速作ってみることにします。
料理研究家・大原千鶴さん「鯛ちらし」の作り方
材料(4人分)
・米...2合
・だし昆布...3cm角1枚
・鯛(刺身用)...1〜2さく(180g)
・木の芽...10〜12枚 (もしくは青紫蘇...6〜8枚)
・淡口(薄口)しょうゆ...小さじ1/2
・すだち(あれば)...1個
<すし酢>
・酢...80ml
・砂糖...大さじ4
・塩...小さじ1と1/3
正式な材料は木の芽となっていますが、スーパーでは入手できなかったので、今回は青紫蘇で代用しています。
味わいは若干変わりますが、青みのためには貝割れ菜や三つ葉などでも代用できるかなと思います。
すだちも今回入手できませんでした。残念。
作り方①米を炊く
米は洗って、ざるにあげて水気を切り、しばらく置きます。
お寿司の場合、後ですし酢を加えるので、やや少な目の水加減で大丈夫。
上にだし昆布をのせて、普通に炊きます。
作り方②すし酢を作る
すし酢の材料をよく混ぜ合わせましょう。
筆者は、ジャムなどの蓋付きの瓶に材料を全て入れ、シャカシャカ振るのを得意技としています。
小鍋に入れて少し温めるのも、溶けやすくなりおすすめです。
しっかり塩味も甘みもあるすし酢ができました。
作り方③すし飯を作り、盛り付ける
炊き上がったご飯は、あれば飯台に、なければ大きなボウルにあけます。
すし酢をしゃもじの上に一旦落として広げながら、回しかけてはさっくり混ぜる、を繰り返して全量混ぜ込みましょう。
ご飯の粗熱が取れたら重箱や器に盛りつけます。
木の芽や青紫蘇は色が変わらないよう、ご飯が冷めてから散らします。
今回は木の芽がなかったので、青紫蘇と山椒の実の醤油漬け(分量外)を散らしてみました。
作り方④主役の鯛を盛り付ける
鯛は薄いそぎ切りにします。
全体の分量と、すし飯の面積のバランスを見ながら1枚ずつ切り、上に並べていきます。
ハケで鯛に淡口しょうゆを塗ったら出来上がり。
お好みですだちを絞っていただきましょう!
上品で、奥深い大人のちらし寿司
うっすら色のついた白い酢飯にの上にほんのりピンク色の鯛がのり、自分で作っておきながらうっとり。
酢飯と鯛を重ねて箸に取り、口に運びます。
鯛にはキリッとした醤油味が絡み、新鮮な魚の歯ごたえに、青紫蘇の味がなんとも良いアクセントに。
とはいえ、上にのっているものは淡白なので、しっかり味のついた酢飯とのバランスが絶妙です。
あまりの美味しさになんだか嬉しくなってしまいました。
これはぜひ、日本酒でゆっくりいただきたいなぁ。
春らしく美しいおもてなし料理!
家でこんな料理が出てきたら、なんだか感動しそうです。
料理上手な人!と認定されてしまうかもしれませんよ。
実はそんなに複雑なレシピではないのも、大原千鶴さんのセンスよさを感じさせます。
ひとつひとつの基本手順は丁寧に重ねて、さらりと味わいたいものです。
筆者は季節が巡ってくるたびに、作る料理にしようと決めました。
良い鯛を見かけたら、皆様もぜひぜひお試しくださいね!