そして2年生がスタートしましたが、4月末のある日、まっちくんの筆箱を見てみると、なんと鉛筆がボロボロの状態に! どうやらまっちくんは、鉛筆を噛んでしまっているようです。
また、別の日には部屋の床や引き出しに「やすみたい」と鉛筆で書いているのを見つけてしまい、ねこじまさんは「いつのまに……そんなに無理させてたかな……」と困惑してしまうのでした。
学校を休んだ日には、末っ子の習い事へまっちくんを一緒に連れていくにしたのですが……。
私の本当の気持ち
まっちくんは、末っ子のリトミックやリズム教室に同行し、末っ子のお世話をしながら一緒に取り組んでいました。そして教室の先生にフリースクールを紹介してもらいましたが、パンフレットを見てみると、車でも1時間以上かかる場所にあり、費用の面でも厳しいことが判明。
考えれば考えるほど、ねこじまさんは「普通に学校に行ってほしい」「それが一番ありがたい」と心の中では思っていることに気づきました。
このときのことを、
「本当に学校に行かないのが本人のためなのか、乗り越える力を奪っていないか、何度も悩みがループしていました。そしてやはり『普通に学校行ってほしい』という考えになってしまい、そう思うことさえダメな親な気がして苦しかった」
と、ねこじまさんは振り返ります。
まっちくんにとって最善の方法を探したいという気持ちも本物ですし、一方で他の兄弟や自分たちの負担を考えると学校へ行ってほしいと願うのも事実。どちらの気持ちも本心だからこそ、選択するのは難しいですね。
皆さんがもしこのような状況になった場合、どのような選択をしますか?