健康診断でたびたび尿潜血が引っかかり…
私は毎年、健康診断を受けるようにしています。その際に尿検査をするのですが、40代に入ってからたびたび尿潜血で引っかかるようになりました。
検査当日は生理でもないのに、これまで尿潜血(+1)が1回、(+2)が1回、(±)が2回という結果が出ていました。尿潜血は基準値を(−)としており、−なら陰性だそう。(+)(±)は要注意、2以上は異常とされているみたいです。
(+1)と(+2)が出たときには病院で受診しましたが、病院では尿潜血が(-)で気になるところもないとのことで「異常なし」という診断でした。
異常がなくて安心したものの「なぜこんなに尿潜血で引っかかるのかな?」とずっと気になっていました。
膀胱が痛くなり病院へ
ある日、膀胱が痛くなる感覚を初めて感じ、泌尿器科のある病院へ行ってみました。そこで尿検査をした結果は「膀胱炎」でした。
私の中では、膀胱炎というと「尿が赤い」「尿が出にくい」「残尿感」といったイメージだったので、尿は赤くないし残尿感もない私が膀胱炎だとは思ってもみませんでした。
そのときの医師の話によれば、膀胱炎は排尿を我慢したり、疲れやストレスがたまっているときにかかりやすくなるそうです。たしかに病院に行く前、習い事があって長時間トイレに行けず、排尿を我慢していました。今回はこれが膀胱炎の原因だったようです。
抗生剤を服用して、膀胱炎をしっかり治すことができました。
思い返すとこれまでにも
初めて医師に膀胱炎と言われ、これまでのことを思い返してみるとハッとしました。そういえば、これまでに尿が褐色だったり赤っぽい色をしていたことが何度かあったかも!
そこで医師に「これまでも尿潜血で異常があることがあったんですけど、そのときの体調や疲れのせいという可能性はありますか?」と聞いてみると、「そういうこともあるかもね」と言われました。
「水分不足のせいなのかな?」とそのときは気にもしていませんでした。しかし、考えてみると疲れがたまっていたり、体調が優れなかったり、排尿を何時間もしていなかったりしたときに尿がいつもと違っていた気がします。
ただ、それで病院に行くことはなかったので、本当に膀胱炎だったのかどうかは今となってはわかりませんが、今回の膀胱炎の診断をきっかけにこれから気を付けようと思いました。
まとめ
初めて医師から「膀胱炎」の診断を受けたことをきっかけに、これまで健康診断の尿潜血で引っかかっていたのも、実は気付かずに膀胱炎になっていたのかも? とハッと気付かされました。40代になった今、疲労を感じることが増えてきたので、体をいたわりつつ膀胱炎にならないよう気を付けたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/おんたま
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著者:中川 あかし
出産後、訪問ヘルパーとして働いていたが、子どもの病気のため退職。趣味はお菓子作りとパン作り。