”マツコさん流”冷蔵ご飯の温め方
「冷凍するのが面倒くさくて、とりあえず冷蔵庫にご飯を入れちゃう」というマツコさん。
私もたまにやってしまいますが、冷蔵庫で保存したご飯は、とにかくおいしくないですよね。
過去にはJA全農が公式Xで「炊いたごはん冷蔵禁止令」を発出し、余ったご飯は冷凍庫で保存するよう推奨していました。
ご飯のもちもち感や甘さを生み出しているデンプンは、5℃前後の低温に置くと「老化」と呼ばれる現象が起こります。
老化が進むと水分がどんどん抜けていき、食感や味が悪くなってしまうんです。
マツコさん曰く、冷蔵ご飯に水をかけて電子レンジで加熱すると、水分が良い感じになってふわっとするのだそう。
老化で失われた水分を補ってあげることで、炊き立てのような食感に仕上がるという訳です。
仕組みがわかったところで、早速試してみましょう。
冷蔵ご飯の温め方①水をひたひたに入れる
ご飯が入った保存容器に水を入れます。番組内では詳しく水の量が紹介されておらず、とにかく「ひたひたに」とのことだったので、たっぷり入れてみました。
老化によって水分が飛んでいるとはいえ「さすがにやりすぎ?逆にベチャベチャにならない?」と不安になりますが、とにかくマツコさんを信じてみましょう。
冷蔵ご飯の温め方②水を切る
保存容器を傾けて水を捨てます。ご飯がこぼれないか心配な方は、軽くフタをして傾けるといいですよ。
底に水が残っていると、その部分だけフニャフニャになってしまうので、カップ焼きそばの湯切りの要領でしっかりと水を切りましょう。
冷蔵ご飯の温め方③電子レンジで温める
あとはいつも通り電子レンジで温めるだけ。試しに500Wで2分間加熱してみました。
本当においしくなっているのか、普通にレンジでチンした冷蔵ご飯と食べ比べてみましょう。
そのままVSマツコさん流!おいしいのはどっち?
こちらはいつも通りそのままレンジでチンしたご飯です。
見た目は普通ですが、ご飯特有の粘り気がなく、パサパサした食感。食べられないわけではありませんが、香りや甘みも失われていて、おいしさが半減しています。
こちらがマツコさん流で温めた冷蔵ご飯。水をかけたからか、お米一粒一粒がツヤツヤです。
パサパサ感が一切なく、ふっくらもちもち!これなら冷凍ご飯とほとんど変わりません。
今回はテレビで紹介されていた通り冷蔵ご飯を使ってやりましたが、コンビニやスーパーのお弁当のご飯が固くなってしまった時にも応用できそうです。
パサパサご飯のリメイク術!
半日~1日程度の保存であれば、マツコさん流の温め方で問題ありませんでしたが、それ以上になるとでんぷんの老化が進み、おいしくなくなる可能性も。
水をかけて温めても硬い場合は、チャーハンにするのがおすすめです。
家庭用の火力が弱いコンロだとベチャっとしたり、炒めすぎて反対にパサパサになったり、意外と作るのが難しいチャーハン。
冷やご飯は炊き立てと比べて水分量や粘りが少ないため、お店で食べるようなパラパラ食感に仕上がります。
水をかけるだけでふっくらツヤツヤ!
冷蔵庫で保存したパサパサご飯が、水をかけて温めるだけでふっくらツヤツヤに。
手間いらずでここまで味や食感が変わるなら、やらない手はありません。
気になる方はぜひ試してみてくださいね。