出産祝いに中古品をくれる義父…
息子が生まれて初めての育児がスタート。そんなある日、義父が息子の誕生祝いにおもちゃをくれました。ありがたいなとおもちゃの箱を開けてみると、なんだか古い気が……。もしかして中古? でも気のせいかな……。と思い、とりあえず除菌シートで拭いて使うことに。しかし、数カ月後にたまたま同じおもちゃをお店で見かけたとき、違和感を抱きます。デザインや形、配色まで全く同じなのに、明らかに色の濃さが違ったのです。「やっぱり、お祝いにもらったあのおもちゃは中古だ……」と確信しました。
息子が生まれる以前も、夫が友人の出産祝い用に中古の物を買ってきたことがあります。私はそのとき「お祝いの品に中古を選ぶのはあまりよくないと思うよ……」と言いました。実際、そのおもちゃの箱を開けてみると中身は結構汚れていたので、夫も納得して新品を用意していたのですが……。夫だけではなく義父まで中古のおもちゃをお祝いで贈るなんてと驚いてしまいました。
もちろんプレゼントを贈ってくれる気持ちはとてもうれしいし感謝しているのですが、中古の物は実際に使用感や汚れの有無を自分の目で見てから購入したいというのが本音です。また、知り合いから譲り受けるのとは違い、どこの誰にどう扱われてたかもわからない中古品を、生まれたばかりのわが子に使わせるのは少し怖いなと思ってしまいます。
黙って我慢していてもお互いのためにならないと思い、義父へプレゼントを贈ってくれたことへの感謝と、中古を贈るのはやめてほしいことを理由を添えて伝えてみることに。義父は理解してくれたようで、息子の1歳の誕生日プレゼントには新品の物を贈ってくれました。
言いにくいことでも我慢せず、感謝の気持ちを添えて伝えると案外穏便に問題が解決すると言うことを実感。今後もしてくれることへの感謝を忘れず、気持ちを伝え合って良好な関係を続けていけたらいいなと思った出来事です。
作画/さくら
著者:仲田 ゆき
1歳の子どもを育てているママ。