金銭感覚が違うママ友と…
ママ友はお金持ちらしく、いつもブランド服を着ていて、子どもにはバイオリンや英語など複数の習い事をさせています。一般家庭の私とは少し金銭感覚が合わないと思っていたものの、育児の相談をしたりされたりと、いい関係が築けていると思っていました。
そんなある日、ママ友からメールが。明るい調子で「やっほ~! 突然だけど投資とかに興味ない?」という内容です。ママ友は少ない投資額で、かなりの儲けが出るから絶対にしたほうがいいと勧めてきます。「今は生活に困ってないから、しないよ」と断ると、今度は電話が。メールの明るい調子とは打って変わって低い声で「こんなこと言いたくないんだけどさ〜。三男くんの服装いつも安っぽくてかわいそうだなって思ってたんだよね。投資で親の生活レベル上げないと、子どもたちの教育にもよくないし」とクスッと笑いながら言ってきたのです! その様子に私はドン引き……。「三男の心配してくれてありがとう! でも投資はやめとくね」と言い、ママ友の回答を待たず電話を切りました。すると、ママ友は私のことを避けるように。あいさつだけはしますが、以前とは明らかに違います。私もひどいことを言われたので今までのような関係に戻るつもりはなく、気にしないことにしました。
たしかに、生活していくためにお金は欠かせません。だからと言って、無遠慮に他人の家庭の事情に踏み込んで、子どもの服装などに口を出してもらいたくないもの。友だちや身近な人に、自分の金銭感覚・生活感覚を押しつけないようにしたいと感じた出来事です。
作画/Pappayappa
著者:谷 ふみ
中学1年生と小学4年生、5歳の息子を育てるママ。仕事や家事、育児に追われる毎日。最近は、子どもたちを寝かしつけたあと、一人でドラマや映画を見るのが楽しみのひとつ。