いとこが教えてくれたナプキンの着け方
私が初潮を迎えたのは小学校5年生のとき。そのことを同い年のいとこに話すと、彼女は私よりひと足先に初潮を迎えていたらしく、「ナプキンの着け方を教えてあげる」と言ってくれました。そのレクチャーによれば、「血がたくさん出たら、すぐに新しいナプキンに替えないといけないんだよ。だからすぐに交換できるように、こんなふうに最初からナプキンを2枚重ねて下着に着けておくんだよ」とのこと。
生理用品を初めて使う私は「そうなんだ」と、特に何も思わず、いとこの言う通りにしてみました。すると、ナプキンを上下に2枚重ねているせいか下着がゴワゴワして、とても歩きにくいのです。「こんなに歩きにくいのに、みんな生理のときはナプキンを2枚も着けてるんだね。大変だね」といとこに話すと、彼女は「体育のときが1番大変だよ」と話していました。
まとめ
2回目の生理まではいとこから習った方法でナプキンを着けていましたが、やはり歩きにくいので、それ以降は2枚重ねにするのをやめて、1枚ずつ使用するようになりました。当時のいとこは、冗談ではなく本気で2枚重ねするのが当たり前だと信じていたようです。それから20年ほど経った今では、いとことの間で笑い話になっています。
著者/花田なほ
イラスト/わかまつまい子
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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