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「旦那さんの子どもを妊娠しました♡」と突然の略奪連絡→夫は2年前に亡くなったのに?一体どういうこと…!?

夫の元カノを名乗る女性から、突然「彼の子どもを妊娠したから離婚しろ」と迫られた私。しかし、夫は2年前に不幸な事故で亡くなっているのです……。

亡くなった夫との子どもを身ごもっているという女性。どう考えても計算が合いません。そこで、私は義母に助けを求めることにしたのですが……?

 

女性の正体

「あらあらお久しぶりね!どうしたのかしら?」と元気な声で電話に出てくれた義母。私は夫の元カノを名乗る女性から電話があったことを打ち明けました。

 

「ああ、その子ね……一言で言うと、とんでもなくわがままな子、かしらね……」「中学のころの同級生で、大人になってから同窓会で再会して付き合い始めたんだけど……」

 

 

彼女のわがままも、最初は「すぐに返信して」「電話には5秒以内に出て」などとかわいいものだったそう。しかし、わがままはエスカレートして、夫が繁忙期でデートができないと言うと、すぐに浮気して「私にさみしい思いをさせたあんたが悪い」と理不尽な理由で夫を責めていたのだとか。

 

「あんたのためにキレイでいてあげるんだから」と美容代としてお金をせびったり、冬のデートで夫を数時間も待たせ風邪を引かせたり……。聞くに堪えないエピソードが次々と飛び出してきました。

 

「挙句の果てに、どこかの金持ち男に乗り換えて、息子のことを捨てたのよ」「ようやく息子のすばらしさに気付いたんでしょうけど……許せないわね」と義母。私も怒りで拳を強く握りしめました。

 

 

死者との子ども?

2週間後――。

 

連日のように、「離婚しろ」と連絡をよこす彼女。「偶然街中で再会して、『どうかもう一度僕と付き合ってくれ』って迫られちゃって」「私のわがままに笑顔でこたえてくれたのは彼だけ、きっと私たちは運命の赤い糸でむすばれているのよ!」と毎度毎度飽きもせず同じ話を繰り返します。

 

「私、あなたの旦那様の子供を妊娠してるの!」

「彼には責任を取ってもらうからさっさと離婚しろw」

「夫は2年前に亡くなりました」

「え?」

 

 

 

耐えかねた私は、彼女に夫が亡くなったことを告げました。2年前に亡くなった夫にどのように迫られたのかと聞くと、彼女は大慌て。

 

「私、そんなの聞いてないもん!」「私の計画はどうなるのよ!」と逆ギレされましたが、私にとってはいい迷惑です。これ以上亡くなった夫の名誉を汚すようなことをしないでほしい、とだけ伝えて、私は電話を切りました。

夫からのメッセージ

その数日後――。

 

義実家を訪れていた私のもとに、またも例の彼女から電話がかかってきました。

 

「友だちに聞いて回ったら、本当に彼が亡くなったってみんな言っていて……」「だから、彼の遺産を私にもちょうだい!」

 

私の目は点になりました。

 

 

「子どもを育てるのにはお金がかかるの!だから助けてちょうだい!」「彼ならきっと助けてくれるはずよ!」

 

おなかの子どもの本当の父親には逃げられてしまったそう。相手も相手で、会社経営をしている独身と偽っていたようです。実際は普通の会社員で、既婚者。彼女が妊娠のことを明かすと、逃げてしまったんだとか。

 

「もう亡くなった夫をこれ以上巻き込まないでください」と私が言うと、「こんなに困ってる不幸な人を見過ごすのっていうの!?きっと彼が生きていたら100万くらいは恵んでくれていたはずよ!」と彼女。

 

「もしも息子が生きていたら、あなたはお金を請求される側だったでしょうね」

 

 

ついに、私の隣で話を聞いていた義母が話に入ってきました。「え?え?彼のママ?なんで?」と戸惑う彼女に、「息子の部屋を整理したのよ」「そしたら本に挟まれた手書きの借用書が出てきてね」と義母。

 

彼女の態度に思うところがあったのでしょう、夫も付き合ってしばらくしてから対策を講じていたようでした。彼女にお金を貸すたびに、借用書に一筆書かせていたのです。彼女は何も考えずにサインしていたようですが、夫はそれをしっかりとまとめていたのです。

 

「だいたい合計500万ってところだけど……どうしても助けてほしいならこの500万、耳を揃えて払いなさい!話はそれからよ!」

 

義母に一括された元彼女。「これ以上亡くなったうちの息子の名誉を貶めるようなことをしたら、ご実家にうかがいます」という義母におそれをなしたのか、それ以降連絡してくることはありませんでした。

 

 

 

電話を切ってから、義母は「今まで息子の部屋には何度も入っていたけど……。なぜか今回だけこの本を手に取ろうと思ったのよね」と話してくれました。もしかすると、天国の夫が助けてくれたのかもしれません。

 

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