胃袋をつかむ旨さ
使いかけのパクチー。
冷凍保存して風味が落ちてしまうのも悔しい……と思っていたところ、ひらめきました。
漬けてみたらどうだろう、と。
すると、何にでも合う万能だれが完成したのです。
我が家では、パクチーを買ったら毎回作っています。むしろ、たれを作るために買っているのかもしれません。家に遊びに来た友人に「作り方教えて!」と爆ウケした味です。
こっそりお伝えしますね。
「万能パクチーだれ」の作り方
材料(作りやすい分量)
・パクチー…2株
・ナンプラー…大さじ4
・醤油…大さじ1
・ごま油…大さじ1
・にんにく…2片
・白ごま…大さじ1
・鷹の爪…1本
鷹の爪は、お好みによって量を調整してください。
作り方①材料を切る
パクチーは水洗いしキッチンペーパーで水気をしっかり取り、約3〜4mmの粗みじんにしましょう。
水分が残っていると傷むのが早くなるので丁寧に。
にんにくはみじん切りに、鷹の爪は輪切りにして種を取ってください。
パクチーの根っこを捨てるのはちょっと待って!
葉の部分よりも強い風味があって美味しいんです。
一緒に刻んで浸けるのもいいですし、天ぷらや素揚げ、お肉や魚の臭み消しや香り付けにも活躍しますよ。
作り方②調味料を合わせる
アルコール消毒をした保存容器にすべての材料を入れ、全体に調味料がいきわたるように混ぜましょう。
パクチーが多く感じるかもしれませんが、水分が抜けてかさが減るので心配いりませんよ。
作り方③冷蔵庫で寝かせる
調味料が馴染んだら、冷蔵庫で一晩寝かせれば出来上がり。
容器から取り出す時は、雑菌が繁殖しないように清潔なお箸やトングを使いましょう。
一瞬でタイの味が出せる
ご飯にのせるのが、我が家の定番です。
パクチーのフレッシュな香りが口いっぱいに広がると同時に、ナンプラーの絶妙な旨味と塩気が絡みあい、一口でタイの味。
ごま油の香り、にんにくのパンチが食欲を盛り上げて、ピリリと効いた唐辛子が、次の一口を急かせます。
シャキシャキ食感を残したパクチーが歯に心地よく、これぞ夏のパワフル飯!ほんのちょっとで、たくさんのご飯をかっさらっていきます。
醤油代わりに使える
醤油も入っているため、卵かけご飯にもマッチ。
マイルドな卵の味わいが唐辛子の刺激を和らげつつ、コクを出します。
少し油を多めにひいて仕上げた、目玉焼きにかけるのもおすすめ。
ガラリと東南アジア風に大変身しますよ。
麺つゆに入れても美味しい
お素麺を食べ飽きたときには、麺つゆに少し混ぜてみてください。
煮干しやカツオからとられた和風出汁、小魚を発酵させて造られたナンプラー、どちらも魚由来なので相性がいいんです。
お素麺の軽やかな食感と、香り高いパクチー、コクのあるナンプラーと麺つゆの絶妙なバランスに惚れ惚れするでしょう。
にんにくやごま油、唐辛子が、あっさりしがちなお素麺にインパクトを与えます。
普段の倍以上の速さでつるつると食べ上げてしまう、やみつき味。
豆腐とも相性バツグン
さっぱり味の冷奴との相性も申し分なし。
和食材のイメージが強い豆腐ですが、エスニック味にしても美味しく食べられます。
豆腐のなめらかな食感とパクチーの食感が良いコントラスト。
パクチーとナンプラーのクセありコンビを、淡泊な味わいが優しく受け止めます。
塩味や辛味で、豆腐本来の甘味が際立つんです。
これは最強のビールのお供。
他の薬味も用意しなくていいのでラクチンです。
年中通して活躍
「万能パクチーだれ」をかけるだけで、いつものご飯がエスニック風味に変身!
焼肉や冷しゃぶのたれ代わりに、チャーハンの隠し味に、サラダのドレッシングに、本当に何にでも使えます。
冬はお鍋の薬味代わりにも大活躍!
パクチー好きさんはぜひ作ってみてくださいね。