検査の結果…
今まで、自分の生理痛の重さや経血量の多さは普通で、何の問題もないと思っていました。ところが、たまたま行った子宮頸がん検診で卵巣の腫れを指摘され、後日、紹介された産婦人科で精密検査を受けることに。
そして検査の結果、チョコレート嚢胞と診断されました。早期発見だったため手術はせずに、低用量ピルで経過観察することに。今は経過観察の期間も終わり、なんと妊娠中です! あのとき、子宮頸がん検診に行って本当によかったと心から思います。(大野さとこ さん)
※チョコレート嚢胞とは、子宮内膜症が卵巣にできたものです。本来は子宮内にあるはずの子宮内膜が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。
まとめ
今回、体験談を寄せてくれた大野さとこさんのように「自分の生理は何の問題もない」と思っている人は多いと思います。けれど、婦人科系の病気は、自覚症状がなく気づきにくいものですので、早期発見のためにも定期的に婦人科検診を受けるようにしてくださいね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/わかまつまい子
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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