こまめに替えていれば大丈夫だと思っていた
当時の私は、生理2日目の経血量が多い日に経血を漏らして、ショーツや服を汚してしまうことがしばしばありました。それにもかかわらず、あまりその失敗を気にしていませんでした。今思えば、周囲の人に汚れを見られることがなかったから……かもしれません。
そのため、ある生理2日目でも、私は淡い色のワンピースを着て大学へ向かいました。
もちろん、経血漏れはしないようナプキンはこまめに交換。すべての講義が終わり、帰路に着く前にもナプキンを替えました。
母のひと言に衝撃! 軽くパニックに…
そして帰宅した私のうしろ姿を見た母が、驚いた様子でひと言。
「ちょっと! そのおしりのシミは何!? もしかして、あなた今、生理?!」。
電車で片道1時間ほどの通学をしていた私は、母の声を聞いて血の気がサーっと引きました。慌てて鏡で背後を確認してみると……。母の言った通り、おしりのあたりに拳くらいの赤いシミが! こんなに大きなシミが付いていたのに、どうして気づかなかったのかと自分でも不思議でした。
いつから付いていたんだろう? もしかして、帰り道、電車内でもずっとこの状態でいたの……? 大学を出る前にナプキンを替えたのに、どうして!? 汚れている姿を誰かに見られていたかも!?と、私は軽くパニックになってしまいました。
失敗を経験した今、心がけていること
トイレでショーツを確認すると、ナプキンの後ろのほうから経血が大きくはみ出ていました。恐らく、ナプキンをつける位置が前すぎて、歩いているうちなどにおしりのほうへ経血が漏れてしまったのだと思います。不幸中の幸い(!?)か、この日は電車が混んでおり、立って最寄駅まできていた私。そのため電車の椅子を汚してはいない……とホッとしました。
ただ、電車の乗り降りの際や移動中に、周囲の人にこのシミを見られたのかと考えると、恥ずかしくてたまりませんでした。初めて人前で生理の失敗をしたことで、改めて「生理2日目の経血量が特に多い日に、淡い色の服を着て出かけたからここまで汚れが目立ってしまったんだ……」と学んだのでした。
この一件以降、生理日……特に経血が多い日に出かけるときには、暗めの色のボトムスを選ぶようになりました。さらに、ナプキンを貼り付ける位置も気をつけるように。
あの日の恥ずかしい失敗は、改めて自分の中で、生理中の工夫や意識を再確認する出来事となったのでした。
文:柚子野香/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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