わが家での「生理」の捉え方
私は生理症状が重く、毎月腹痛や腰痛など、何かしらの症状があります。経血量も多く感じ、寝ているときに経血漏れでシーツを汚してしまったり、ナプキンを替えるタイミングが間に合わず、衣類を汚してしまったりすることもありました。
わが家には成人した娘もいますが、娘も生理痛が重いタイプのようです。娘が初潮を迎えてからは、2人の生理が重なると、2人で生理痛に耐える……なんてことも。
そのため、娘とはよく生理について話しており、夫や息子がいる前でも、わが家では生理の話をすることがありました。
自然と「生理だもんね」
そんな母と姉の姿を見ていたからか、息子の中で生理はいつのまにか「当たり前」の存在になっていたようです。
息子がまだ幼いころ、私の生理が重なり「今日はパパとお風呂に入ってね」と言うと、「ママは生理だもんね」と返ってきたことがありました。娘との会話の中で生理について話題にあがることがありましたが、息子にはまだ直接教えていなかったため、まさかの言葉が返ってきてびっくりしてしまいました。一緒に買い物に行ったときには、「お姉ちゃんがもうすぐナプキンがなくなりそうって言ってたよ」と教えてくれたことも。
夫はどちらかというと生理に理解がないほうで、「生理で具合が悪くて……」と言うと、「え~?」と不満げな反応が返ってきますが、そんなときも息子は毛布を持ってきてくれます。そんな息子の神対応に心が温かくなりますし、「夫とのこの違いは……」と、しみじみ感じてしまいます。
家庭で生理を隠さずにいた結果、いつの間にか自然と生理を受け入れていた息子。この先、彼のパートナーが生理でつらいときには、理解してサポートしてあげられるような男性になってほしいな、と思っていますが、彼ならそうあってくれるとも感じています。
著者/うみの るな
作画/ののぱ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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