母の友人宅の子が幼稚園生くらいのころ。いつも通り、遊びに付き合っていたときです。急に彼女が私の足元のほうを指さしながら「何か刺さってる! ねぇ、何か刺さってるよ!」と大きな声で叫び出しました。
その子の母親と私の母が何事かとパッとこちらを振り向いたことがわかり、私も何かと思い慌てて彼女が指をさすほうに目を向けました。すると……彼女は私の足にはえていた太い毛を指さしていたのです。
私はもともと肌の色が白く、ムダ毛が目立ちやすいタイプでした。普段、ムダ毛の処理はしていたものの、このときはちゃんと処理できておらず、伸び始めの太く濃い毛が彼女の目に留まったようなのです。そして彼女は「何かが刺さっている」と勘違いしたようでした。
まさか毛を指摘されるとは思っておらず、とにかく恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。その後、家に帰ると母からこのことを掘り返され爆笑されて……。あまりの恥ずかしさに「脱毛しよう」と心に決めた瞬間でもありました。
著者/西野つかさ
作画/あさうえさい
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